74HC240で送信機、と言うのは以前から少しずつ考えてたのだが、まずは、とりあえず余り深く考えずに作ってみることにした。元ネタはNorCal 38 Special*1なのかな。
回路はn7ksbやUltra-Simple Transmitter, Dxers Unlimited for June 12, 1999にあるとおり、74HC240のインバータの半分を使って発振、あと1個を水晶発振にしてみる*2。
- 周波数は、デジットで売ってる21.145MHzの水晶。
- ローパスフィルターは後回しにして、とりあえずマッチングセクションまでをつける。回路図中のL1は5/8in〜16mmぐらいなので、太い15mmφの電解コンに巻きつけてやるとちょうどいい。
- 電源は1.2VのNi-MH単三電池*4で4.8V。
- で、とりあえず組んで、キーダウン。
ファイヤー!←燃えません
うーん、FCZ研究所のQRPパワーメータで40mW位出ている*3。もう少し電圧を上げてやれば100mW位出てくれるかなぁ。
*1:38 Special Transceiver、NorCal QRP Club - Manuals for NorCal Projects, Past and Present
*2:38Specialは残りのインバータをキーイングとサイドトーンに使うという、鮮やかな使い方。派生物として、発振→バッファ→4パラファイナルというLACRAIA - UM TRANSCEPTOR CW 40M DIFERENTEや、VFOを入力して74HC240をバッファとプリドライブとして用い、C級アンプを駆動するBigode triband QRP 10, 15 and 20mなんてのもある。