朝。
7時起床。良く晴れた。
昨日までは関西もガッツシ雨だったようなのだが、今日スカッと晴れた。や、雨の週末、何回連続ですか。
今日はぜったい洗濯しなければなのだ。
午前中。
定時過ぎザイタック開始。
時間がいきなり無くなってきた(自業自得)
ドキュメントワークは楽しいわけはないのだが、必要なプロセスだ。
午後。
夕休み。
- 15時半から昼休み。路銀をおろしてくる。
- ヨーロッパ人が考える最もメシが不味いヨーロッパの国ってどこ? : 海外の万国反応記@海外の反応に吹く。オランダ人にも不味い自覚あったんだな・・・
- 2SK1530でローバンド用のリニアアンプを作るのが自作界隈で流行ってた時期があるらしい。今や超貴重な東芝製オーディオアンプ用FETである2SK1530がもし手元にあるなら、リニアアンプなんかじゃなくて素直にオーディオアンプ作りたいわ。
夜。
20時逃亡。
ねるまえのどくしょ。十字軍を学び直す。

八塚春児著「十字軍という聖戦 キリスト教世界の解放のための戦い」(2008, NHK出版)
欧州中世史のオーソリティ、八塚先生の著書。
僕らは高校世界史で十字軍を、「はじめはローマ教皇の呼びかけに答え、宗教的熱狂とともにエルサレムへと地中海を渡った。途中からだんだんおかしくなって、第4回十字軍では、ヴェネツィア商人の画策によりコンスタンティノープルを誤爆して略奪、勝手に国を作った」と教わった。しかしその後の研究では「そうでもない」ことがわかってきているようなのである。
- ×初期は宗教的な動機で異教徒からのエルサレム奪還に向かったが、後に行くにしたがって俗っぽくなった。
- ○はじめっから俗っぽかった、というか一団の大多数はさして宗教的動機などなく、欲に塗れた集団だった。
ということである。身も蓋もない・・・
本書は約250ページからなるが
頭の90ページぐらいは、背景の説明に割かれている。そのあとようやく第1回十字軍でピッチに立つ奴らがコールされる。
その大半がとんでもない。食い扶持ないから金品領土ふんだくって一発逆転とか、体制に不満があるとか、家族の事情でやむなくとか・・・まあ救いようのない有象無象ぞろいである。宗教的熱狂もあったもんじゃない。第1回で既にこれか・・・
昔授業で習った通り、1回目だけはエルサレムを占領したとはいえ、以降も内ゲバやら裏切りやら、クソ展開が続く。
興味深いのは、最終章に「十字軍のその後」が描かれてるところだ。中世の終焉・教皇の権力低下で自然消滅し、十字軍は「過去」になっていく。
面白かった。
しかし読後、「戦国時代の成り上がり達」のようなプレイヤーの胡散臭いエネルギーにあてられ、なんだかアウトレイジシリーズを1本まるまる観たような疲労感に見舞われた。