駄目社員はむの日記

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秋津洲ってどんなシマ?(3)

そして、掖上鑵子塚古墳(わきがみかんすづか-)。


#わきがみの後よめねえ・・・
ご参考:掖上鑵子塚古墳 - 古墳マップ
この前方後円墳、「谷間」に存在する。案外、珍しい立地に存在する古墳なのかもしれない。たいてい古墳って平地にずももっと存在するよね?


ギリギリまで道路と農地に囲まれている*1ため、山中の細道を抜け現地にアクセスすると、いきなり盛り上がった墳墓が迫ってきて全景がわかりにくい。そのためか、古墳を見ている現実感がやや薄い(ふしぎな感覚)。
なお残念なことに、古墳のそばへはアクセスできない模様。

それにしても御所市は


道標の類が非常にしっかりしてて、道歩き好きにはとてもやさしい。
玉手(たまて)という地域へ。

孝安天皇陵(らしきところ)着。

結構きつい石段が、金毘羅神社に続いており、そちらに道標が指示を出している。


それを上がりきると、境内には天皇陵と拝所があ・・・なぜかない。え。孔明の罠か!

石段をかなり下りて、浄土宗満願寺へと再度登ったら、お寺の裏山に拝所があった!

もう少しわかりやすい表示してほしかったぜ・・・



悔しいから拝所周辺を一周。石塀に囲まれた墳墓の小山だった。
欠史八代の伝説のオオキミなのに、やけに雑に扱われてませんかね。例の筆跡を楽しみにしている御陵ワーニング表示もないし。
ご参考:孝安天皇玉手丘上陵 | 御所市



そんなことしませんよ。
この辺で北上から西進にはいる。

吉祥草寺(きっしょうそうじ)着。


どこかめでたそうな寺号。キチジョウソウとは関係あるんだろうか。



このお寺、なんと役行者(えんのぎょうじゃ)の誕生した場所とか、マジすか。舒明天皇の命で役小角(えんのおづぬ)開基だという。
役行者役小角のはずだが、おんなじだったり違ったり所説芬々、いちいちもやっとしてはいけない。ふわっとしていることを愉しもうではないか。古代ビッグネームフルキャスト満載しょ。
天平感ある本堂が迎えてくれるが、見た目は割と近世っぽい。

この周辺は寺内町となっており


いかにも旧街道な風情と古民家が素敵だ。これぞ道歩きの醍醐味。
(つづく)

*1:というか「古墳を軽くぶっ壊しつつ道路が作られた」のが真実なのだろう