駄目社員はむの日記

USO800 certified.

Vacaciones de primavera (2)

夜中。

生さだかー。

朝。

7時起床。ご飯を軽く食う。意外と食える。

まずは札駅方面へ。札幌って実は不思議な街だ。


札幌という都市は、何かを生産しているわけではなく、北海道唯一の大都市としてのポジション、観光と商業と都市機能だけによって200万もの人口を支えるふしぎな都市なのである。

失われゆく風景を味わう。

エスタは札幌駅高架化前から札幌そごうと共にある。

四半世紀ほど前に南口側の広場とAPIAが現在に近い形に整備され、20年前に札幌タワーができた。

そごうの2Fをつなぐ階段だ。
昭和の百貨店あるあるだが、そごう屋上にはミニ遊園地が、屋外イベントステージが、それに屋内ホールまでもあった。百貨店が町のカルチュアの担い手で、娯楽と夢を売っていた時代、この階段を登ることは、日常から非日常への架け橋を渡る役割を果たした。




そしてエスタとバスセンターはこの8月末に閉まって、北海道新幹線というイマイチ必要性が謎な交通手段の新駅へと化けるらしいのである。

したがってこのGWが今生の別れというわけでもないのだが、ゆっくり観て回れる最後かも知れないので、昭和な風景に身を置いてみた。

学内ふらふら


正門から入構。総合博物館へ。薄曇り。

さいごの残雪。雪解けというのは速度論的支配の物理現象なのである。




今年はもうエゾヤマザクラは散り際。おそろしく早く咲いたのね。道民にとって、桜とは真ピンクになるソメイヨシノエドヒガンではない。茶色い葉とともに強い赤色の花を咲かせるエゾヤマザクラこそが春の象徴だ。

総合博物館巡視。





見慣れた展示なのだけど、旧理学部本館は、肩から力が抜ける空間でもあるのだ。

地質年代は順番が頭に入っている。なにしろ、「カンブリア、オルドビス、シルル、デボン」って歌があるからな・・・

帰りにミュージアムショップで、トートバッグを寄付代わりに買う。白い動物満載バージョンは確か以前買ったので、今回は黒い色の別タイプを。


サクシュコトニ川の水辺の風景を愉しみながら学外へ。

11時ハムセンに集合。

特に買うものもないのだが、ハムセンでダベる。

札駅方面へ。

  • お昼時になってしまったので、行くつもりだったスープカレー屋が1時間待ちとか。これは待つ気力がない。
  • ならばと、秀岳荘経由で、札駅をスルーしてさらに南口側へ出る。秀岳荘でバーゲンのリュックをげと!
  • インバースでガラクタケーブルも入手。

でもカレーを食う機会を逸してはならない。


タイガーカレーでスープカレーを食す。これは権利であり義務である。

狸小路周辺でぶらつく。


だんだん街中がカオスに。GWで人の動きが活発なのであろう。地上を歩くもカオス。

  • 何年ぶりに某アレゲームショップを訪れ・・・あまりに業界に変化がないことに衝撃を受ける。これは廃れるわ。
  • びっくりドンキーにて一服。アイスコーヒーの大を頼んだらジョッキで出てきた。このうえに「びっくり」サイズがあるという。やっぱりびっくりドンキーびっくりドンキーだった。
  • 更にいよいよ縮小営業も極まった梅沢に行ってみようと思ったが、今日はお休みって?ああ、今日は祝日だったのか。


二番街を見て回る。

ブックオフやアーミーショップなど、札幌の中で数少ない、濃くてマニアックでギークな地域だ。
ヲタ向けグッズやメイド喫茶のたぐいもだいたいこの周辺に集まっている。
そこのブックオフは220円棚も目に毒だ。

デリー(DELHI)でカシミールカレー

札幌のデリーはもちろん、湯島デリーの暖簾分けである。味はだいぶ変化してしまってるけど、カシミールやデリー、コルマといったデリーでおなじみのメニューを取り揃える。



17時半からの営業と思って1740頃に行ったら満席。18時半までに入った人までしか食えないという厳しい夜営業。
ジュンク堂書店で時間をつぶし、ギリセーフで滑り込む。
ここも最後に来たのはコロナ前じゃないかな。

19時過ぎ札駅で散会。

19時半ホテル着。
ちょっと疲れが出た。ねむいねぇ。

カレーばかり食うてしもた。ぎょうざカレーを食えなかったのは無念。

謎の安さも含めて、みよしのは札幌で最も愛されるB級グルメのひとつである。
どうにか天気は崩れずに済んだ。

オーバーツーリズムにはなっていない。

しかしサッポロはまだマシだった。