夜中。
生さだかー。
朝。
7時起床。ご飯を軽く食う。意外と食える。
まずは札駅方面へ。札幌って実は不思議な街だ。
札幌という都市は、何かを生産しているわけではなく、北海道唯一の大都市としてのポジション、観光と商業と都市機能だけによって200万もの人口を支えるふしぎな都市なのである。
失われゆく風景を味わう。
エスタは札幌駅高架化前から札幌そごうと共にある。
四半世紀ほど前に南口側の広場とAPIAが現在に近い形に整備され、20年前に札幌タワーができた。
そごうの2Fをつなぐ階段だ。
昭和の百貨店あるあるだが、そごう屋上にはミニ遊園地が、屋外イベントステージが、それに屋内ホールまでもあった。百貨店が町のカルチュアの担い手で、娯楽と夢を売っていた時代、この階段を登ることは、日常から非日常への架け橋を渡る役割を果たした。
そしてエスタとバスセンターはこの8月末に閉まって、北海道新幹線というイマイチ必要性が謎な交通手段の新駅へと化けるらしいのである。
したがってこのGWが今生の別れというわけでもないのだが、ゆっくり観て回れる最後かも知れないので、昭和な風景に身を置いてみた。
学内ふらふら
正門から入構。総合博物館へ。薄曇り。
さいごの残雪。雪解けというのは速度論的支配の物理現象なのである。
今年はもうエゾヤマザクラは散り際。おそろしく早く咲いたのね。道民にとって、桜とは真ピンクになるソメイヨシノやエドヒガンではない。茶色い葉とともに強い赤色の花を咲かせるエゾヤマザクラこそが春の象徴だ。
11時ハムセンに集合。
特に買うものもないのだが、ハムセンでダベる。
でもカレーを食う機会を逸してはならない。
タイガーカレーでスープカレーを食す。これは権利であり義務である。
狸小路周辺でぶらつく。
二番街を見て回る。
ブックオフやアーミーショップなど、札幌の中で数少ない、濃くてマニアックでギークな地域だ。
ヲタ向けグッズやメイド喫茶のたぐいもだいたいこの周辺に集まっている。
そこのブックオフは220円棚も目に毒だ。