駄目社員はむの日記

USO800 certified.

RicePy - Pythonでミニクッカーをちょっぴりグレードアップ (3) Raspberry Pi PicoとSSRで炊飯

やってみようか。



つなぐ、そして考える。

まず、パピコに秋月の20A SSRキットをつなぎこむことにした。

  • 僕なんぞが説明するまでもないが、SSRのつなぎ方は簡単だ。電源用スイッチを挿入する如く、SSRの出口(電力用トライアックのT1-T2端子間)をACに対し直列に挟めばいい。秋月大先生の組立説明書にある通りだ。


(秋月取説より転載)

  • SSRの制御電圧(DC IN)は、キット無改造の場合3~9Vとちょうどいい。しかも駆動のための電流は、フォトトライアックのLEDを灯すためなので小さい。なので電流ブーストなどはせず、パピコのI/Oを直つなぎすることにした。GP18-GNDをつなぎこむ。


(秋月取説より転載)

  • シーケンス開始ボタンは、GP0-GND間にプッシュスイッチをつないだ。
  • 機能追加したい場合、パピコにLEDやらブザーやら適宜つなぎこみ、動くようコーディング頂きたい。*1
    • 動作中のパイロットランプあったほうがいいだろう。外部LEDで視認性を上げたいので、GP22-GND間で、LEDを(330ohmを介し)引っ張り出しておいた。*2

ご参考:ソリッド・ステート・リレー(SSR)キット 25A(20A)タイプ: 組立キット(モジュール) 秋月電子通商-電子部品・ネット通販


言うまでもないですが、弊日記はあくまで備忘録であり、記載が間違ってる可能性も大いにあります。参考に検討される方は、完全自己責任でお願いしますね。AC周りはミスると大ごとになりかねません。事故等起ころうと僕は一切関知しません。
#何かのチョンボで大ごとにならぬよう、保険でヒューズは入れておこうね。

バラックで動作させてみる。


ボタンスイッチをぽちっと押し込むと、30分吸水(LED点滅)→30分炊飯(SSR ON)→15分蒸らし(LED点滅)を自動シーケンス。ざっくりですまんな。
#枝葉は落として、必要最低限の部分だけ書いておく。

#RicePy - Auromatic rice-cooking sequencer for Panasonic "mini cooker" SR-MC03 
import time
from machine import Pin
SSR = Pin(16, Pin.OUT)
LED = Pin(22, Pin.OUT)
button1 = Pin(0, Pin.IN, Pin.PULL_UP)

SSR.value(0)
LED.value(0)

while True:
    if button1.value() == 0:

#吸水時間 30min
        for k in range(1800):
            LED.value(1)
            time.sleep(0.5)
            LED.value(0)
            time.sleep(0.5)
#炊飯時間 約30min
        SSR.value(1)
        LED.value(1)
        time.sleep(1800)
        SSR.value(0)
        LED.value(0)
#蒸らし時間 15min
        for l in range(900):
            LED.value(1)
            time.sleep(0.5)
            LED.value(0)
            time.sleep(0.5)
#蒸らし完了
        LED.value(0)
    else:
        LED.value(0)
        SSR.value(0)

パピコから見れば、SSRとて3.3VのGPIOで駆動する、ただのLEDだ。
Lチカの要領で、ぱしぱしオンオフしちゃって問題ないはずだ(たぶん)。

*1:その後、デジットで安く売られてる「圧電ブザー」をGP15-GND間につなぎ、シーケンスに応じて鳴らすようにしたのだが、説明は割愛。

*2:バラックで実験する分には、GP25(ボードに載ってるLED)をたたくのでも問題ない。