はじめに:年内最後である。
- 今回の道歩きに選んだのは、再び高野山だ。高野山は何ルートか歩いている(京大坂道(不動坂パート)、町石道)。しかしよく言われるように「高野七口」、つまり主要なのだけでも7つの入山ルートがある。
- その中でも、マイナーかつ過酷なルートとされる「黒河道」(くろこみち)というのがある。橋本駅を発し高野山の裏側に至るという20kmごえのコースだという。今回はこれに挑んでみた。
ご参考:高野七口とは - 高野七口
極楽橋を後にする。
極楽橋駅にて、そこそこの人数が下車。20人以上はいた。
今日はよく晴れている。そして当然寒い。ザッツ放射冷却現象。
ケーブルカー利用者にあらずんば人にあらず。
御参考:高野山ケーブルカー|南海高野ほっと・ねっと|世界遺産・高野山情報サイト
今にも朽ちそうな「ケーブルカー非利用民用出口」を出る。途中下車の扱いだ。
南海にとっては、ケーブルカーを利用せぬ貧民に渋々用意する出口など、これで十分なのだ。
なお、下車した人々の中で『貧民』は僕だけだった模様。
まずは京大坂道(不動坂)で高野山頂へ。
快晴。やたら寒い(2-3℃)。足から寒さが来る。
朱塗りの橋を渡り、試合開始。
不動坂(舗道)から、いろは坂(旧道=山道)に入る。
体にスイッチが入らぬ間にいきなり山道を歩くとそれなりにこたえる。
時々視界が開けるのがこのルートの魅力だ。特に朝日を感じながらのウォーキングは好い。
前回不動坂を歩いたときに通れなかった山道第二弾も歩く。
いろは坂を抜けるとコンクリの新道に出るが、古道コースにまたはいれる。前回は間伐作業中か何かで通れなかったが今回は通れそう。
この道はよほど通る人が居ないのか、登山道とは整備されていなかった。「けもの道」と「古道」でいうと、ギリ古道寄り。落葉や枝が分厚く散乱している。
抜けるとコンクリの道に戻り、ほどなく登頂。
登頂完了。
0840、あっさり女人堂に達す。
これより金剛峯寺の神域。