駄目社員はむの日記

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初歩きはライトに - 山の辺の道&寄り道 (1)

はじめに:年明け一発目は軽く行きたい。


年が明けて半月が経った。というか昨年のラスト街道歩きから1ヶ月になる。
久しぶりなので、足の負担がキツくない範囲で初歩きすることにした。
コースは、これまたライトに山の辺の道。真冬だしね。

0740天理駅下車。

1000円もかからないというのに随分遠方まで連れて行ってくれるものだが、移動時間は2時間だ。

天理本通(アーケード街)を突っ切る。
関連する店々が立ち並び、法被姿の方々と多数すれ違う。程なく本部付近を通りすぎる。
そう、「ようこそ おかえり」で宗教ドリブンな町なのだ。

8時過ぎ、起点である「石上神宮」到着。


いつもの山の辺の道南下、天理から桜井のみにしておく所存。真冬の風景を楽しむのも一興だ。

ニワトリたちが朝鳴きする境内からスタート。

拝殿の修復は完了し、工事の囲いは取り去られていた。



・・・石上神宮オリジナルマスキングテープだと?(ピクッ

ここが、山の辺の道へのゲートウェイ

山々を視界の左側に、歩き出す。


あちこちにバキバキと霜が降りまくり、水路には氷が張る。当然のことながら寒い上に、足が慣れていないので、疲労は早そうだ。
とはいえ氷点下に達した早朝、人の往来の途絶えた閑かな山の辺の道に、わずかな春の息吹を探すのも一興だろう。
加えて、今回は少し、寄り道多めに行こう。いつもだと先を急いでスルーしてしまう歌碑を読んだり、あと神社仏閣にも立ち寄ってみたいかな。

今回も無人販売は愉し。

この時期は柑橘系のピーク。みかんとレモンが中心だ。根菜では里芋。


今回は少しほっつき歩くのだ。


足早に通り過ぎる古道ウォーカーを横目に、なるべく寄り道。



まず夜都岐神社(やとぎ-、ないしはやつぎ-)。謂れありげな、そうでもないような。

次いで、大和神社。やまと・・・ブッブー、おおやまとじんじゃと読む。

衾田陵、真冬に見ると一番「映える」と実感。



陵の周囲は田園。


柿の木や草花に囲まれており、冬を除くスリーシーズンは木々に葉っぱがしげって分かりにくいが、柿の葉の落ちた真冬は視界が晴れ、圧倒的なスケールの衾田陵が枯野と枯木の風景に仁王立ちだ。

側面から見てもピンと来ないが前方後円墳

花のお寺として名高い(らしい)長岳寺(ちょうがく-)。



山の辺の道には準メジャーどころでも見所がわんさとあるのだ。


長岳寺を過ぎると、本格的に陵墓群の地域に突入する(つづく)。