駄目社員はむの日記

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驚異!幻の宇陀古道を追え!!(2)

166号の側道を行く。

天王山古墳から国道166号に戻り、しばらく歩く。


このあたり、一部は近畿自然歩道とオーバーラップしているようだ。

粟原寺跡(おうばらでら-)ちゃく。



舗道な坂道の連続。その果てに行き着いた、国指定の史跡。

うーん、もう少しアピールポイントを強調するキャプションがあった方がいいんじゃないかな?
ご参考:粟原寺跡/桜井市ホームページ

国道166号を南東へと歩みを進めると、ほどなく宇陀市に入る。



大宇陀(おおうだ)に達する。

宇陀市、というか旧大宇陀町。

以降は、166号の側道の細い舗道を宇陀川に沿って南下するのだ。
少し下ると、町屋がならぶ宇陀松山(うだまつやま)のすてきな風景が見えてきた。

浄土宗 慶恩寺(けいおん-)。



宇陀松山地域の北端に位置するお寺らしい。恩に慶ぶと書いてけいおんじ。
寺院名は・・・もう一度確かめたが、けいおん寺で間違いない。あったかあったかだよあずにゃん
ご参考:松山の町家ガイド|奈良県宇陀市松山地区観光案内ホームページ

第三チェックポイント「宇陀松山の町家の風景」。


里山・住宅地が入り乱れる当地に不釣り合いなほど、局所的にとても素敵なのが、宇陀松山(うだまつやま)の町屋が立ち並ぶ地域である。葛・薬を中心に、醤油・日本酒などでにぎわった地域らしい。
宇陀松山城の城下町である上に、ここらは大和国の大体真ん中へん、「平城京~三輪・長谷寺」と「吉野周辺」の中間に位置し、交通の要衝として発展したのは容易に想像できる。


古くからの店舗のなかに、(ありがちながら)町家を改築した古民家カフェなんかも立ち並ぶ。

こんなキャンパスもあるらしい。なあ、勉強してっか?

この辺りの観光の中心「森野旧薬園」。

葛と薬で財をなした森野家は今も続いており、「私設の薬草園」を持っているという。

来た時間が早すぎて、開いてなかったでござる。

何よりこここそ、吉野本葛の元祖も元祖である。


(つづく)