はじめに。
午前6時半、榛原駅下車。
中年ウォーカーの朝は早い。
というかちゃんと起きられたせいで、自宅スタートの始発で最速コースをとれた。幸先がいい。そういえば、つい二週間前はここの隣駅の長谷寺駅にきたばかり。
ただし寒い(10℃)。底冷え系の寒さを久しぶりに体感。
そして川沿いのせいか余計寒いがいい風景。僕は内陸の出身なので、川の町が好きだ。
伊勢本街道をまずは歩く。
榛原駅を後にし、宇陀川に沿って歩くと、墨坂神社(すみさか-)。
六神まとめて祀っているそうだ。ローカルな神社としてはやけに規模が大きく神域は広い。
六神といえば、僕らの世代ではゴッドマーズだ。ゴーゴーうるさいOPと、そうはならんやろ級の奇妙奇天烈な合体ロボが、強烈な印象を残す。わかりやすい80年代オモチャ売りアニメだ
いきなり大上段。「神武天皇御遷都の砌~」ときたもんだ。しかしすてきなお社だ。とても落ち付く。
宇陀市/宇陀市歴史探訪
現在の春日造の本殿は、奈良の春日大社の本殿を江戸時代末の元治(げんじ)元年(1864)に移築されたものです。
国道369号(国道だったのか)を更に内牧川に沿って歩くと、今度は御井神社(みい-)。
舗道のそばを流れる小川「内牧川」が美しい。たぶん宇陀川の支流にあたるのだと思う。水は澄み、水底の魚影もはっきり見える。清流の様だ。
御井神社。こちらも、小さいけれど美しいお社。
なお神社の裏山は、天然記念物ツルマンリョウの自生地であるのだという。
思わず山道を登ってしまったのだが、どれがツルマンリョウなのかとうとうわからず。無駄足だったか。フィギュアキャプションに絵を描いてくれよ。
なおツルマンリョウは、決して略称で呼んではいけない。中年の破滅を招くので、TPOに注意が必要だ。
8時過ぎ、室生古道のゲートウェイ着。
室生古道の出発点、というか室生古道と伊勢本街道がクロスするのがこの「高井バス停」だ。
関西の古道歩きガチ勢の間では、謎の知名度をほこり、細かく説明せずとも「THE 高井のバス停」でなぜか通じる。そしてここまで来れば、仏隆寺はもう目と鼻の先だ。
バス停のそばの蒼いカラーリングの洋館。よく見ると逓信省(〒)マークが刻まれている。謂れがありそうだ。
そしてバス停から登り。
川のせせらぎが聞こえ、農道と見まごう参道へと歩みを進める。
*1:今朝天気予報みたら変わってた。晴れるらしいぜ・・・