県道15号に出た。
ここから「吉野の奥座敷」、上千本、次いで奥千本へと向かう。
吉野上千本口から、舗道の坂を登り始める。
まずは上千本(かみ-)。
そして奥千本へ。
水分神社に達する前から、ずっとコンクリの道を歩き続けている。
延々登り。足の負担を少し感じる。
そして、本日の第3チェックポイント・西行庵へ。
吉野といえば桜。また吉野に桜といえば、和歌の達人、「桜の歌人」とも称される西行法師だ。
その(伝・)庵が残っているという。
西行庵へ向かう道は、軽く登山だった。いったん登った後、急激に下るコースだ。やー西行チャーン、もっとええとこ住もうや、なあカネあるんやろォ?
ちなみに西行石像のおわす庵は、雨漏り発生のためブルーシートならぬブラウンシートが被せられていた。「雨漏りしているいおり」の方がある意味リアルかもしれないが、それにしてもセツナイ。
#重要観光資源ポジションを確立できていれば、すぐ予算がつくんだろうけどなぁ。
金峰神社~西行庵界隈は、ハイカーのほか、結構行楽客が来ていた。
夫婦者のほか、ガイドツアーが同時にふたグループ。アフターコロナ感がこんなところでも感じられた。
西行庵から尾根伝いに、滝を見に行く。
金峰神社へもどることなく、奥千本から更に足を延ばし、ここから蜻蛉の滝を目指す。
第4チェックポイント・蜻蛉の滝へ。
青根ケ峰から蜻蛉の滝のルートは、基本的に下り坂なのでしんどくはない。
ただし、お世辞にも整備されているとは言い難かった。
というかちょっと危険。
道は一部崩れていたし、道を阻む倒木程度はちょいちょいあって、木の橋はどれも朽ちかけていた。特に雨の日は通りたくない道。
しょっちゅう植生が変わり、デフォルトは吉野杉だろうけど、竹林に入ったかと思うと、照葉樹の低木が群生している一帯に突然変わったりする。
やがて川(音無川)と道は合流。沢の音を愉しみながら歩く。
無事、なかなか悪路な山道を抜けた。
一瞬林道に出てまた山道。再びダウンヒル。