駄目社員はむの日記

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竹内街道を(ほぼ)踏破してみんとすの旅 (3) 太子町~葛城市パート

太子町に入る。


以降は、飛鳥川近鉄の間の細い舗道を歩くと、近鉄上ノ太子駅だ。太子を名乗りつつも、ギリ羽曳野市らしい。

駅を過ぎても一本道。飛鳥川をまたわたると、太子町に入った。

太子町内、近つ飛鳥地域を歩く。


この辺は見所がいろいろある。博物館も複数。

孝徳天皇陵は一応拝んでおこう。


そんなに険しい丘じゃないので、サクサク登って頭を深々と下げる。


例の、「中大兄皇子が手を焼いた、困ったちゃん」である。大化の改新直後に即位、それから10年と持たず、難波宮ぼっち放置プレイを食らって最後憤死したとかいう話すらある。*1


御陵は基本的に南向きがデフォルトらしいのだが、なぜか拝所の正面に立てない構造になっている。意図的なのかな。

竹内街道のメインエベント・竹内峠を越える。


15℃、いい気温だ。
しかし14時半から峠越えとは、スタートが遅かったこともあり日没コールドが気になる。早く家を出ておけばよかったよ。



とはいえ15時には峠のてっぺん着。ここからは葛城市。大和国でございまぁす。

あとは心閑に林道を下るのみ。

こんなにうれしいことはない!(少し声真似



林道はやたら小奇麗になっちゃってるより、木の枝や葉っぱが散乱している位の雰囲気がむしろ好ましい。わきには小川が流れ、さらさらと爽やかな音を立てている。

最終目的地「長尾神社」に到着。


住宅地を突っ切る竹内街道を黙々と歩いていると、今日のゴールだ。

にぎやかな鳥居がお出迎え。

こここそが竹内街道の起終点。そういえばここも式内大社である。

まさに人と文物のクロスロード、それが長尾神社だ。


16時、磐城駅についておしまい。

まとめ:竹内街道、ついにほぼ踏破した。

  • 脇目もふらず・・・というほどではないが、適度に周囲をふらつきつつ基本的に竹内街道を歩き、約6時間で踏破完了した。さすがに横大路で大和八木まで行く気力はなかった。朝早くスタートしたら行けるかな。
  • 堺・河内松原・羽曳野・太子町、更に県境を越えて葛城市と歩いたわけだが、堺と羽曳野は古墳群歩きと絡めるともっと楽しかったと思う。
    • 今回竹内街道メインルートは歩き切ったので、次回はバリエーションを加えたい。というかいずれ上ノ太子~古市を徹底的に古墳・御陵巡りしてみたいぞ。
  • 今回改めて、ガイドブックによりルートに差異がかなりあると感じた。無難に楽しめるルートは「歴史街道推進協議会」さんが提供しているものだ。*2

いやーいいっすね竹内街道。たまに歩くと心洗われるよ。二上山アップダウンからの竹内街道とかはもうやんないけど。

*1:とはいえ勝者の歴史しか残らないわけで、中大兄皇子がドクズだったか、孝徳天皇が人徳ないクソ野郎だったのか、今となっては謎である。

*2:街道をあるく-竹内街道- | 歴史街道大阪府/歴史街道ウォーキングマップなど