ScanSnapは、同じPFU社が出していながら、「ScanSnap Manager(以下Managerと略)」と「ScanSnap Home(以下Home)」、これらソフトウェア環境が併存する奇妙な状況にある。
- そもそもソフトウェア環境は、iX500世代からiX1500世代に代わるタイミングで全面的に旧来のManagerからHomeに変更され、それが後継となるはずだったのだと思う。
- しかしHomeの操作性・管理に関する評判は、従来ユーザーからは芳しからざる模様*1。
- 極シンプルにして必要十分であることが魅力のManagerに比べれば、ゴテゴテと変な機能がついたHomeは「WindowsXPからVista」の様な、従来ユーザーの頭をバグらせる謎進化であったことだろう。
- 僕はそれを方々から聞いていたので、初めからHomeを入れる気はない。
僕がScanSnapに期待する用途は、ごく個人的な紙や書籍の電子化だ。
- 僕のPCには、iX500に付随したScanSnap Manager + Acrobat X(Readerじゃない)環境が構築されている。
- PCで(USB経由で)読み出しながらPDFを作り、生成したPDFをAcrobat Xで適宜確認・編集していくスタイルだ。
- 既にiX500用自炊環境が出来てる人にとって、その用途の承継のためにはiX1400で十分すぎる。
- iX1600が提供する高機能、つまりスタンドアローンなスキャンや、マルチユーザー対応は不要だし、WLANごしの接続もクラウドも要らない。iX1600バンドルの非純正PDF編集ソフト(=Acrobatならざるもの)の価値も低い。
- 後は、Home環境を入れるか入れないかだ。好ましくはManagerのままで行きたい。