背景:ローディングコイルを作りたくなった。
- ベランダには7MHzの逆Lアンテナが仮設されている。これをちょい改造して3.5MHzのアンテナにしたいと思い至った。
- とはいえベランダにこれ以上ワイヤーを長く張れない、オートアンテナチューナーでムリクリSWRを下げるのはポリシーに反する・・・ので、残る手段はローディングコイルを加える、となあるだろう。
- そこで、ジュール熱であらかた電波をほかしてしまうとはいえ、「同調したアンテナ」とすべく、ローディングコイルを作って逆Lに足すことにしてみた。できれば、効率を少しでもマシにしたい。
- となると空芯コイルは、径を太くし、また電流腹部分のロスを避けるべくアンテナの先端側に入れたいところ。
構想と準備。
アマチュア的に、多巻きの空芯コイルを軽く・安く・キレイに作ろうとするならば、古より伝わる「自在ブッシュをガイドにする」が定番だ。
そしてコイルのボビンは、100円ショップでなにかしら調達できるのではなかろうか。
コイル巻きの手順。
完成。
線のピッチを調整すればこの通り。まあ十分使えるローディングコイルを巻くことができた。
そしていまだに、自在ブッシュの本来用途がわかっていないはむであった。
#コイルボビンに飲み物も入れられて、便利だぞ?(違
LCRメータで測ってみると
42ターン。68.3uH@100kHz。大体狙い通り。
VK4YE Compact End-Fed 5 Band HF Antenna。
今回の主目的ではないのだが、いずれやってみたいのがこちら。70uHのコイルまであともう半歩。