なあ、AMラジオが聞きたいんだ。
このノーザン・イーヴァ・ラッキー駐屯地は。素晴らしくAM放送が聞こえないのだ。
こう見えてアマチュア無線数十年やってるんだ。
激安の材料でAM受信能力を得ることぐらい造作もないのではないだろうか?
100円ショップで調達してきた材料はふたつ。
- カラーコーティングワイヤー(青)。40m位の針金がPVC被膜してある。外径0.9mm。
- スッキリ書類収納ファイルA4ハンドル付き。
2は何でこんなもんを買っちまったんだー(汗
MDF板選んでおけばよかった。板を適当にクロスさせればあっというまでにコイルボビンが来上がったではないか。
まあいいか、巻き付けてみよう。
- A4ファイルサイズの収納ファイルは31.5x26.3x3.5cm。BC帯のアンテナとするには300uH位が欲しいので、32cmx26cmだと21T位まけば達成できるはず。マスキングテープで時々固定しつつ、ぐるんぐるんと密巻きで巻いた。ちょうど21T巻けた。
- エアバリコンをジャンク箱から発掘。二連だが片方だけで十分そう。これは300pFポリバリコンとか出も十分代用できるはずだ。アンテナ1次コイルとつないで共振させる。
- 二次側のコイルは1次コイルと平行に2T巻いた。
- カラーコーティングワイヤーは針金なので、ハンダが載らず多少苦戦。こういう際は、ワニグチクリップ有能。
まずは、二次側コイルをラジオのバーアンテナに結合させてみる。
とりあえずICF-SW1に。
ちゃんとディップするところで信号がガツンと上がる。
ちょいと不格好だ。
二次側から同軸で引っ張るか。
1.5D2Vを1m位カット。先に3.5mmφのプラグを繋ぐ。ソニーの短波ラジオはこれが標準のコネクタだ。
これでももちろん行ける。アンテナ端子があるICF-SW1000Tにご登場願う。
短波ラジオの高い感度をもってしても室内ではほとんど入感しなかったNHKラジオ第一(594kHz)やらSTV(1440kHz)やら、多少ノイズ混じりながら、それなりに受かるようにはなった。
結論:らじるらじるで聞きましょう。
改造の余地。
ループアンテナのサイズとしては絶妙ではあるが、バリコンが内蔵できないのが心残り。
- バリコンをポリバリコンにすれば、多少性能は下がるかもだけど、ループの筐体内に内蔵できるよね。
- 二次コイル側の出力もRCA端子で出すようにして、これまた筐体に取り付けちゃえばいいよね。