駄目社員はむの日記

USO800 certified.

無線用にノイズフィルター付き電源タップを作る。

常々思っているのだが

無線用コモンモードフィルターは、同軸ケーブル側は自作する価値があるが、電源側は特性(素性)のしっかりしたメーカー製を使うのが吉だと思う。
久しぶりに電源引き回し用のテーブルタップを作ることにした。シャックに持ってって使うつもり。

ノイズフィルターとしては、中古のデンセイ・ラムダMZ1216を使うことにした。

AC250V16A品だ。リニアアンプ級の消費電流があってもびくともしない規格である。

そして、コモンモードの減衰特性は上掲。
1.8MHzで-45dB以上取れていそうだ。電源まわりの漏れや侵入はかなり切れる。


似たシリーズにMC12xxというのもある。

こちらの特性も似たり寄ったりだけど、MC~は中波帯でコモンモード減衰がMZシリーズに幾分劣るようだ。*1

ボックスを作る。

  • 塩ビ製電源タップボックス。オヤイデやシリコンハウスで売っている。埋込コンセント x2のスペースがあるので、半分をノイズフィルター格納に使う。
  • パナの埋込ダブルコンセントWN1302P (2pタイプ)。*2
  • ケーブルはVVF電線1.6mm 2芯。Yラグでノイズフィルターに配線。

オーディオ用電源ボックスじゃないのでお気楽に作った。

ひとまず電源タップのフタはなしで使う。ノイズフィルターを安易に金属製の箱に収めるアホウはあまりいないと思う。
あ、VVFの締め付けができるケーブルグランドを買うの忘れとった・・・

*1:この手のノイズフィルターは、コモンモード・ディファレンシャルモードとも、-25dB取れていれば減衰保証域に入るものらしい

*2:無線用だとGND端子付きの電源ケーブルを使う場面が少ないが、GNDも挿す必要がある場合はWN1512Kを使うのがよかろう。