USBケーブルでのデータ転送って、コモンモードなノイズの塊だと常々思っていたのである。
そこで、コモンモードフィルタを試してみた。
用意するのは以下だけ。
- 2〜3mのUSBケーブル(網線シールドがあるもの)。
- フェライトコア、FT240#43。直径5cm近いオバケコアです。
で、フェライトコアにUSBケーブルを「W1JR巻き」と呼ばれる巻き方で巻きつける。アマチュア無線で、電波障害対策にコモンモードフィルタとして同軸を巻き付けるのと同じ作法だ。
半分まで10T巻いてから、クロスさせて、さらに10T巻く。
W1JR type chokes - PA1M - Amateur Radioの同軸の巻いてる様子も確認いただきたい。
うちでは元のケーブルの音と、巻いた後の音の差は、歴然だった。モッサリ骨太な音だったはずが、付帯音がキレイさっぱり落ちた。
この巻き方とフェライトコアの選択がベストかどうかはわからない。ノイズ対策としては、たぶんUSB IFの直前にフィルターが配置されるのがベストだと思う。
#お暇な方がおられましたら、追試にお付き合いくださいまし。