いよいよケンウッド編だ。何しろ僕はトリオ党。
僕のトリオ・ケンウッド無線機ポエムコレクションフォルダが火を噴くぜ!
大上段に構えて、性能とDXエクスペリエンスを売る路線で一貫している。
「パイルアップを乗り切った充実感がひろがる」(TS-940S)
DXをカッコよくこなす悦びを訴求する路線は、典型的なKENWOODの無線機ポエム。
少し雑然とした謎にオサレな机上。どうでもいいがスコッチのラベルに記載の「ウィスキー特級」って何。鹿1級とかあんの?
ちなみにTS-940の広告は結構バリエーション多いんですが、80年代後半当時よく売れた最高級機だったってことなのでしょう。
「AT THE ROOM」(TS-940S)
意味不明。
「良質電波で、世界を制するトライゲッター」(TS-940S)
これまた・・・
「DXレースのモンスターマシーン」(TS-940S)
これは悪くないコピーですね。
「TS-940 THIS IS THE HF オナーロールに手が届く」(TS-940S)
大きく出ましたね。
「世界を舞台に活躍する。国際派の最高級機!」(TS-930S)
940の一つ前の最高級機。国際派の線引きがいまいちわからん。
「スポーツするように交信した」(TS-950SDX)
「DXにSDX。ケンウッドの最高級機 TS-950SDX HF機の頂点へ」(TS-950SDX)
940の後継シリーズ950。さすがケンウッド全盛期、ぐいぐい来ますね。
「伝統は革新を重ねて伝説になる。」(TS-990S)
そして現行機。現代の最高級機990のコピーにも、路線は継承されていると思う。
「今こそ、真の送受信性能が問われるとき―」(TS-830S)
今こそ、て。とはいえ、今でも大切に使う人が多い名機中の名機です。
「ハイクオリティ DX'erたちに驚きの声で迎えられたTS-830。その優れた送受信性能がHFに新時代を拓く。」(TS-830S)
これまた言い切りました。なおTS-830は、”HF HIGH QUALITY TRANSCEIVER”が当時トリオのプロモ路線だったらしい。
「数値が技術を語り、信頼を保証する」「時空を超えて、世界の秘境へロマンを馳せるー」(TS-180S)
技術系かつ意識高い系アピール。つうかHF機が時空超えちゃダメっしょ。
ちなみにTS-180Sは技術の過渡期にできることをありったけを詰め込み、いろいろ背伸びしたのが仇になり、その後いろいろ性能面で叩かれることになります。要は困ったちゃん。
「余裕を持って生まれた。この実力はどうだ。」(TS-530S)
どうだ・・・って、知らんがな。
「ニューカマーも、DX'erも、この一台で」(TS-680S)
ライトユーザー向けなローエンド機は、ちょっと軽め路線で。
「このサイズ初、このクラス発を満載。また、一歩世界が近くなる」(TS-440S)
こちらは機能の多い中級機。また一歩、野望に近づいた(謎