マルチバンドアンテナがほしくなり、検討開始。
それも、シューボックスアンテナという不思議なアンテナに挑んでみる。
基本的には、オフセンターフェッド・ベントダイポールという理解で正しいと思う。変形ウィンドムと称すべきか。
全長は40mだから、3.5MHzのダイポール相当だ。
しかしこのアンテナは、ベント部分が10.5mもあることにミソがある。つまり、ベント部分が7MHzのλ/4に相当する。これはカーテンアレー系アンテナにも似ている。*1
MMANA-GALには既に入力ファイルが用意されているのでご参照いただきたい。
これがどう動作するかというと・・・7MHzはなんと主に垂直偏波かつ低打ち上げ角で動作する。つまりは空中に浮かんだバーチカルアンテナだ。
電流分布の乗り方からしても明らかに、λ/2離したバーチカルアンテナ・アレー。
ひとまず1mmのPEW線で作って遊ぶ。
このアンテナの設置をもっとも困難にする要素は、11mを垂直に垂らすことだ。そのためには地面と平行に10m以上ワイヤーを引っ張れる敷地とポールが必要だが、そんな都合のよい環境に住んでいる人は少ないだろうし、僕にも無理だ。
結局僕の環境では、水平エレメント部分を少しベントしたシューボックスアンテナとなってしまった。短い方の水平エレメントは釣竿で保持。もう一方は思いっきり遠方から引っ張ることで、どうにか垂直エレメントを垂らすことに成功した。
全景を映すのは不可能。15時半、SWR下がらないもののひとまず終了。
