たまたま中古で安く手に入ったので、dbx 160XTでSSB送信音声のコンプレッション、始めました。
#無線機がラックマウントサイズなのでぴったり乗る。
ハードの接続
- 入力は、ひとまずマイクを直繋ぎ。
- 出力をUNBALANCEDで無線機のマイク端子につなぎこむので、「GND LIFT」はGNDに設定する。
- 高周波相手なので、回り込みには注意だ。電源とマイクラインにはコアを入れてある。
ひとまず初期設定。
- OverEasyはON
- THRESHOLDは-40(マイクレベル)
- RATIOは2:1から4:1ぐらい。
- OUTPUT GAINは+5ぐらい。
まあヴォーカル録りっぽい定石のセッティングから始める。
たぶんこれでかなりソフトなコンプレッションになっていると思われる。
ファーストインプレッション。
- ALCの振れ過ぎは確実に防げており、ピークのコンプレッションには成功しているようだ。
- 音質的には、送信モニター音からしてマイク直繋ぎよりも”音の鮮度”は下がるものの、ピークでわずかにコンプがかかっているのがわかる。
実は最近の無線機だと、アナログ機の頃と違って相当速い時定数でALCがかかり出力を調整してくれるので、ALCを振らせすぎて音が寸詰まりになることはそもそも少ないのかもしれない。
今後の展開。
まとまりのいい音になっていくだろうか?ないしは、アグレッシブな音作りもできるのだろうか?
- まずは設定をあれこれいじらねば。もっとホットにするなら、マイクアンプで軽く増幅した上でRATIOをもっと上げる必要があると思う。ハードニー特性にしたらどうなるか?など、ツマミが少ない割に案外奥深そうな予感。
- 160XTのハードウェア改造もするなら、OPアンプをとっかえるとか、いろいろできるだろう。