駄目社員はむの日記

USO800 certified.

JRC JST-135をFT8用に鍛え直す(3) シンプルに始めてみる。

ACCESSORY端子に最低限のものをつなぎこむ。

先日のリストから最低限必要なものを引っ張ってくると、

ピン アサイ コメント
1 -BK GNDに落とすと送信
9 LINE OUT2 受信のライン出力 (0dBm)、スケルチ無効
16 LINE IN1 送信外部変調入力1 (0dBm)
5, 10, 15, 21, 25 E GND

だ。

JST-135側 パソコン側 コメント
Pin 9 (Line out) マイク入力
Pin 16 (Line in) ヘッドフォン LRどっちでもいい
Pin 15他 (GND) GND
Pin 13-14 - DSUBコネクタ内で短絡させる
  • パソコン側は、タブレットPCの4極3.5mmコネクタ(MIC/ヘッドフォン)で音声を入出力することにした。
  • さすがにデカップリングしないと変なDC電圧が流れ込みかねないので、入力側に+極を向けるよう、音声入出力それぞれに電解コンデンサ(22uF/50V)を直列にかましておいた。
  • ご愛敬だが、Pin 13のMIC MUTEは電圧をかけるとフロントパネル側のマイク入力を殺せる。都合よくPin14に13.8Vが吐かれているので、Pin13-Pin14をつないでおくことにする。

送受信テスト。

  • JST-135で国内FT8周波数7.041MHz USBに合わせ、WSJT-Xに音声帯域を流し込んでみると、問題なくデコードされる。入力レベルを調整する。
  • 手動でPTTを押し送信してみた所、ほんのわずかしか出力が出ない。PC側のAF出力を上げても同様。無線機の入力レベルがひどく低い模様。取説によると無線機裏側にLINE入力用の半固定抵抗(RV1, RV2)が入っているという。先述の通り入力レベル0dBm基準らしいのだが。
    • LINE 1のVR (RV1)をあげてみると変調がかかりだし、入力レベルは適正になった。


    • 入出力にはアッテネータをかます必要があるとみてたが、0dBm前後で入出力するので、まあまあちょうどよかった。
  • 何度か送信してみると、PSK Reporterであちこちに届いていることは確認できた。マトモな変調信号がお空を飛んでいるらしい。