ああ、一体なんでこんな所に来てしまったんだろう・・・Sarajevo。
”火薬庫”バルカン半島・サラエボ事件・東西対立下のオリンピック・ボスニア紛争と民族浄化・・・とてもじゃないけど明るく楽しそうなイメージができない町だ。今の治安だって謎。*1
空港からバスが出ていないので、トロリーバスの乗り場ま1kmほどで歩く。
#首都の空港から市内中心部まで公共交通機関がない国って。
・・・そう、ここはつい20年前には戦場だったのだ。
バスターミナルでようやくバスに乗る。旧共産圏でよく観られるコピペしたようなアパート(大抵が被弾)、今にも朽ちそうなトロリーバス。103番線で旧市街へ向かう。町が近づくに連れ少し賑わってくるけど、そんなに元気そうな町には見えない。車窓には沢山のミナレット。
*1:ヨーロッパの人間にとって旧ユーゴは、”最も最近の、欧州内の戦争”というビターな想い出として心に刺さっている。