ちょうどオリンピックが終わったので、4n年前の自分を振り返ってみた。
- 1996年8月末・札幌。無謀にもアカデミアを志望し、勉学に励もうともがいていた無知蒙昧な学部二年。だが僕の未来にはまだ希望があった。
- 2000年8月末・札幌。超絶優秀な先生に師事していたM2。しかし偉大さゆえに、同じフィールドで戦うモチベーションを喪失しアカデミア逃亡を決意。就職先どうにかゲット。先生は僕にとって初めての師、今でも頭が上がらない。
- 2004年8月末・大阪。つくばから突然の異動直後。知り合いが増え、視野も広がる。優秀な上司に出会い、マネジメントとか組織論とか、研究以外のことを無い頭で考えはじめる。今思えば、この時が研究者として短く低いピーク。一方私的には失意のどん底。自分を知り、このあたりから本格的にネガティブに突っ走り始める。
- 2008年8月末・大阪。突然東京に呼び出され、当時携わっていた研究テーマの終焉を予感する。実際は研究キャリアの終焉だったことを、その時の僕はまだ気づいていない。私的に再びどん底。とことんついてない年だった。
- 2012年8月末・ブラッセル。人脈・視野とも大幅に広がったが、一寸先さえ見えずもがく日々。糸のきれた凧になっちゃいそうだ。
結論
- ネガティヴに生きててもろくなことはない。
- 視野が広がろうと心の狭さは変えられない。
- 組織ってのは、少し外から見てみるといろいろわかる。そして「自分が属す組織に居続けることがすべてではない」という至極当たり前のことに気付かされる。