駄目社員はむの日記

USO800 certified.

アンテナだけに使うにはもったいない(2)ラダー型クリスタルフィルタの特性を見る。

昨今のリグの自作で定番的な「ラダー型クリスタルフィルタ」。この特性をザックリ見てみることは出来ないか考えた。
何しろ、AA-54の最小スキャン範囲は10kHz(中心周波数±5kHz)だ。ギリギリ見れそうではないか。


ちなみにうちにはスペアナもどき(GigaSt)はあるけど、SSBフィルタの特性を見られるほどのレゾリューションはないのである。

治具を作る。


秋月で1000個入り(!)で売っていたフェライトビーズを2個くっつけて、1:9, 9:1のトランスをかました。これで、前後50Ω、クリスタルフィルタに対しては450ΩのIN/OUTで評価できるはず。
12.880MHzの水晶で3素子。100pFを両端のC/内側の2Cで吊り下げてみた。

どれどれ。


こんな感じで測ってみる。出力には50Ωのダミーロード。




おお、ナントカなりそうな感触。

ちなみに2素子だとこんな感じ。

インピーダンスマッチングが今一つだけど

ブロードな特性が出ています。
あとはどう評価するかかな。