こっちの方が世代が新しいせいか、機能が豊富。但し、瞬時にUPADに乗り換えようとは思わないというのが現時点の判断。
入力:◎
- さすがNoteshelfと双璧、書き味とても良好。特に蛍光マーカーが直感的に使えるのは便利。拡大入力パッドの出来も秀逸で、一枚のノートあたり、Noteshelfよりも高密度に情報を記録できそう。
- テキスト入力:できるのがUPADの特徴だけど、僕の場合は、実際あまり使わないかな。
- 各ページへの「作成日の自動入力」機能(Noteshelf標準機能で、あとで読む時便利)ががない?
- 「読みモード」「書きモード」「編集モード」「テキスト入力モード」の切り替えが、ちょっとまどろっこしい。操作に慣れればそうでもないのかな?
編集:○
出力:△
- PDF/JPEGでメールに吐ける。「JPEGで吐く→iTunesでPCに落とす」が出来ないのが残念(PDFならできる。あるいは「写真」ソフトのフォルダへと出力することもできる)*5。
- DropboxやEvernoteに吐けない。
- NoteshelfだとJPEG出力がノート名と同じ名前のフォルダに吐かれるが、UPADの場合「Export」フォルダの下にPDFが吐かれるだけ。データを出力しやすいとはいえない。
- バックアップ:Noteshelfでいう「Noteshelf.sqlite」のような実ファイルとしてバックアップできない。それはそれでファイル肥大化の問題はあるにしろ、複数世代のバックアップが取れないのは、あまり嬉しくない。
PDF annotation機能:○
結論:Noteshelf, UPADそれぞれに魅力もあり、弱点もある。
Noteshelfはストイックで直感的、UPADはスマートで高機能。さすが手書きソフトの双璧、なるほど甲乙つけがたい。どっちを入れても致命的なことはない。
- 速度感があるノートテイキング、例えば走り書きでメモを取ったり、アイディアを出し合って書き込みの応酬をしたりするような場合は、Noteshelfの方がいい。一方、拡大パッドの出来の良さから、緻密なライティングをしたい、あるいは蛍光マーキングが欲しいケースには、UPADが向いてるように思える。
- UPADの「ノートをフォルダ管理できる」というのは、膨大なメモが発生してしまう人にとっては有利。*6
- あとはバックアップ・出力の思想を、ユーザー側が(各自の使用スタイルに照らして)どう捉えるか、かな。
NoteshelfとUPAD、一ページ当たりのファイルサイズはどちらの方が小さいのだろうか?長く使うためには、ファイルサイズが小さく、メモが膨大になってもファイルが肥大化しない方が有益だ。
どちらのアプリにもない(らしい)機能ながら、「別ノート間で、ページ単位のコピー&移動が出来る」と、あとでノートを編集・整理する時にもっと便利なんだけどなぁ。
*1:ゴシゴシ式だとPDF変換時に適用されない仕様らしい。
*2:しかし「電話しながら」「会議に出席しながら」のような状況で取るメモは、消しゴム式の方が直感的で安心かな。
*3:Noteshelfの場合、「双眼鏡」→ページをスクロール→「編集」→「+」で、ノートテイキングの途中でささっと足す、の様なことがし難い。
*4:Noteshelfだと、本棚にノートがどんどん増えて行ってしまい、メモが増えた時に管理し難くなる。
*5:母艦とiPadが共にネットに繋がっている環境なら困らないけど、旅先などで片方/両方がオフラインになるなど、USBでしかデータをリンクできない状況だと、iPadで作成したメモを母艦に送ろうとするときにフォーマットがPDFに限られてしまい、面倒。
*6:変な話だが「現場ではNoteshelfでラフ・ノートテイキング」→「後でUPADに要点だけ清書して管理」なんて使い方が、実は結構ありな気がしてきた。