ICOMでメモリーチャンネルを内蔵した初期のリグは、なんとROMではなくてRAMにプログラムが内蔵されていたらしく、バックアップ電池が死ぬとプログラム本体まで道連れにするらしい。そのRAMが載ってるメモリーユニット基板が、悪名高いEX-314と言うシロモノ。IC-745, 751, 271, 471, 1271(日本ではIC-741, 750/A, 271, 371, 1271だろう)などがそれに相当する模様。
＃うちの750Aはビンゴですね＿|￣|○
それ以降のがどうなのかという話なんだけど、IC-761は内部的にはほぼ750A相当なはずだがどうなんだろう。765以降は大丈夫と言う話もあるんだけど、どうもぐぐるとホントかどうか「760まではアウト」との記述もあり、諸説紛々*1。
The ICOM Page
"Replacement options for the EX-314 RAM board in your IC-751/A, R-71 etc."。
なるべくなら、死んで頭を抱える前に電池交換で済ましたいところ。オリジナルのBR2325は3Vなので、もっと容量でかいのに積み直すのもアリか。
Icom America - Knowledge Base Article 5C59266644。
Tech Bulletin
"RAM Card Backup Battery Replacement Instructions"。
KB2LJJ Radio Mods Database
"ICOM IC-745"。
とはいえ、もしも逝ったら、なんだかんだでガレージショップ頼みにするのが一番楽だろう。
ICOMPROM ICOM Non-Volatile RAM Module - $59.00 : Piexx Company, Computers & Electronics。
Roberto Nardo, IK2RND's Replacement ICOM RAM Board for ICOM amateur radios。
のように、数十ドルぐらいで売ってるサードパーティの互換ボードを買うか、
ICOM REPAIR, YAESU REPAIR, KENWOOD REPAIR, HAM RADIO REPAIR。
のように、リチウム電池に取り替えてもらうか、あるいは自分の手で
N2CBU's ReadMe for Icom RAM Module Programmer。
what
"Procedure to re-program the IC-751 or IC-745 RAM board
(in unfortunate event of battery replacement errors or battery failure)"。
Icom IC-751 RAM reprogramming IC751 re-programming。
のようにリプログラミングすることになるのだが、手間を考えたら、なるべくなら勘弁でしょう。
＃パラレルポートで繋いでデータ転送することになるようです。
いずれにしろ、もしも今後も大切に使う価値があるリグなら、なるべく死亡前に対策を取っておいた方がいいと思われる。このあたりのリグはICOMがサポートを既に完了しているので、「中古はダメモトで買うこと、技術的に他人におんぶに抱っこになる人は手を出さないこと」が大切ですね・・・
*1:ただ、ICOM Americaのナレッジベースにはそのような記述がない所をみると、761/765(日本ではIC-760とIC-760PRO)はセーフ(=電池が死んだ時にはメモリが飛ぶだけ)なのかもしれない。
