はじめに:今年の桜は僕の帰りを待っていてくれた(確信)。
3月末にオイローパから帰国したとき、「桜は散り際かもな」と思ってたが、今年は何やらまだ生き残っており、今週末ぐらいが満開だという。
ならば、ほぼ毎年桜のシーズンに愉しんでいた葛城古道ウォーク、少々遅まきながら今年もやろうではないか?
葛城の桜、今年が僕にとって最後かもしれんしな。
薬水駅下車。
久しぶりのウォーキングだ。身体の負担にならぬよう。少し短めのコースを穏やかに歩くとしよう。
ちょい南下してから西に折れ、JR和歌山線を踏み越える。空模様、なんだか暑くなりそうな気配。
第1チェックポイント「高鴨神社」。
はい綺麗!
鳥居の前からして、早くも日本の美である。
ひとっこ一人いない境内で、本殿の山桜、御庭のソメイヨシノを満喫する。いきなり目的達成だ。
このシーズン、昼間に来るとカメラガチ勢が一眼レフを構えてるんだけど、早朝はうれしい静寂。
「高天」地域へ。
ちょっくら天孫降臨みてくる!
坂を登り、高天彦神社の山へと分け入る。
葛城古道のすばらしさは、主には道歩きなんだけど適度な起伏と風景の変化があり、山道の古道もいくらか楽しめるところなのである。
第2チェックポイント「高天彦神社」。
林を抜けると杉の並木。凛とした空気に満ちた境内に立ち入る。
ここでの桜のチェックポイントは、神社の神域、裏庭の「高天の滝」に向かう途中に植樹された桜並木だ。新しいのでまだ小ぶりだけど、鮮やかさに圧倒される。
庭の中に足を踏み入れると、幻想的なのだ。
(つづく)