駄目社員はむの日記

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竹内街道を(ほぼ)踏破してみんとすの旅 (1) 堺市~松原市パート

はじめに:昨日は雨だった。

昨日の雨は北大阪ではどうということもなかったが、南大阪と奈良はかなり降ったらしい。
ウォーキングしたくてうずうずしているのだが、思いついたコースはたいてい旧道を通ることになる。ぬかるむウォーキングは勘弁だ。
過去に行ったことあるルートで考えると・・・ダイトレをはじめダート地獄は回避したい。室生古道・柳生街道はぬかるんだ雨の翌朝は最悪だ。高野山町石道も同様。山の辺の道はこの間行った。芋峠も行った。山道パートが短い葛城古道ぐらいなら、なんとか歩けるかな・・・
そして、適度に歩いた感が欲しい。

そこで、「竹内街道」を歩くことにした。

竹内街道ウォークの場合、横大路とセットにして大和八木付近から向かうことが多かったが、葛城市から堺市までのこの街道を踏破できたことはない。
ならば横大路を割愛すれば、なんとか行ける気がしてきた。

御堂筋線新金岡駅下車。

街道をフル踏破しなければ、「竹内街道の本来の存在意義=古代の堺から葛城地域までの物流ルート」をフォローしたことにはならない。なので、本当は堺港あたりからスタートしたいところ。
でもそこはイージーにやってみることにした。そして、体力と相談で行けるところまで歩いてみようじゃないか?

新金岡駅から南下すると、すぐに竹内街道に当たる。



竹内街道は、新金岡駅となかもず駅のちょうど真ん中辺を通っているのである。住宅地の単なる道って感じだが、Google先生も、公式ガイドブックも、ここが竹内街道だとおっしゃる。

程なくして、第1チェックポイント「金岡神社」。



この地域の地名はもちろん金岡神社に由来する。9世紀末創建の郷社だという。割とガチャガチャした住宅地を歩いていたはずが、雰囲気ある境内とエンカウンター。

ファサード・・・じゃなかった拝殿の見た目は普通だが、本殿の方がゴージャスそうで気になる。
ご参考:金岡神社|スポット|堺観光ガイド

ここらから、竹内街道の道標が増えた。



ひたすら東進するだけとはいえ、オンルートで安心できる。
#さすが経済力ある堺市、表示だらけと言ってもいい。迷う余地がない。

堺市内のこのルートの一番の問題は、沿道に美恵うべきものがないこと、と、車通りが多いことだ。旧街道あるあるだが、抜け道に使われていると見えて、ギリギリ一車線なのに遠慮なく爆走する車が後を絶たない。

早くも松原市に入る。

河内松原である。


池が多いなとか、わーい中波用鉄塔大すきー!とか言っているうちに松原市パートは終わり、羽曳野市に入った。
多分手前の鉄塔がNHK大阪第2(828kHz)の羽曳野ラジオ放送所(JOBB, 300kW)、奥がNHK大阪第1(666kHz)の美原ラジオ放送所(JOBK, 100kW)だ。電界強度強烈だろうな。この近所でアマチュア無線やりたくないわー。
それにしてもJOBBの送信所、池の上に立ってるとか、中波の送信設備として最強すぎだろ。地面にラジアル埋設するグラウンディングと訳が違う。竹内街道歩いてよかった(おまえなにしにきた)


残念なことに堺市松原市竹内街道沿いに限っては、あまり見るものがない。
もちろん、寄り道しまくれば百舌鳥古墳群の遺跡・陵は飽きるほど観ることはできるけどね?
(つづく)