駄目社員はむの日記

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下ツ道はどれくらい現存しているかウォーク、プラス(1)

はじめに:大和三道は以前から気になっていた。

奈良の都「平城京」と、その旧都「藤原京」。

二都をダイレクトかつ直線的に南北をつなぐ古代の官道が3本と、蛇行しながらつなぐ道が一本ある。前者が上ツ道・中ツ道・下ツ道(いわゆる大和三道)、後者がおなじみ「山の辺の道」である。*1
ご参考:大和の古道 - Wikipedia
藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道|歩く・なら~歩く楽しさが見つかる!奈良県のウォーキングポータルサイト!!~

旧都と新都をつなぐ大和三道、そして下ツ道。

  • 以前から妙に気にはなっていたのだが、大半が幹線道路に没したか、消えたという。そのなかでも僕が以前から歩いてみたかったのは「下ツ道」だ。
    • 平城宮大極殿ド真前から南へと延びる朱雀大路を、直線的にそのまま伸ばしていったのが下ツ道であり、藤原宮西側にニアピン賞になるらしい。「中街道」とも称される。
  • とはいえ、たとえ途中で道がなくなろうと、ほかのエクスペリエンスと組み合わせてやれば、一日フルに十分楽しめる気がしている。他にも奈良市周辺で行ったことがない、「微妙に距離が短くて歩くルートから外していたコース」があるので、時々脱線してその辺をクリアすべく組み込んでみたい。

そんなわけで、今日は「下ツ道」+オプショナルツアーで歩いてみることにした。

近鉄大和八木駅を下車し、町屋の風景を楽しみながら、八木の辻へ。

以前にも登場しているが、「八木札の辻交流館 」は、横大路と下ツ道のクロスロードでだ。
もう少し東へと歩けば、大和三山、そして藤原宮である。たしかに下ツ道は藤原宮西側で合っている。ここを起点に、平城宮に向かって北上しよう。

標識はほとんどないが、国道24号線に沿った、両側1車線弱の細道を歩く。

多分この道であってる・・・たぶんな。けっこくう車通りがあるがひたすら歩く。
田原本町を抜け、天理市を抜ける、大和川と布留川の合流地点をこえる。
住宅地や田畑を貫く道をただ黙して歩く。街道の直線性と、時々遭遇する町家建築や門構えがやたらいい旧家、地蔵などが、オンルートであることをにおわせる。
しかし、退屈だ。



天理市まではつらかった。

それが、大和郡山市に入ると状況は一変するのだ。
(つづく)

*1:上下はステージの上手下手と同様、東から西へ上・中・下だ。