オプショナルツアー、さらに南西へ。
宣化天皇陵と治定されているらしい、鳥屋ミサンザイ古墳を通り過ぎる。
ミサンザイとは。なんかほかにも堺あたりにミサンザイと呼ばれる古墳あったような。
いや、その前にセンカテンノウ誰・・・と思ったら、継体天皇の息子さんだったもよう。推古天皇の叔父。
ご参考:https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/senka.html
今日の最終目的地・・・もこもこ?
遠くから、おびただしい数のモコモコな地形がみえる。異様というかふしぎな風景だ。
これがもしや、新沢千塚古墳群か。
歴史に憩う橿原市博物館。
上掲が、博物館の正式名称だ。ちょっとふしぎな博物館名。英語名ではKashihara City Museum of Historyらしいので、橿原市歴史博物館ということになるのだろう。
300円払って入場。
- このあたりの墳墓と副葬品にフィーチャーした歴史博物館だった。
- 現存する約600基の墳墓で、高貴でもない身分の人々が埋葬されていたという。円墳が多く、それらは主に渡来人の特徴らしい。
- 126号墳は盗掘を免れたようで、金製品など副葬品が多数発掘されたのだそうだ。*1
ご参考:https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=5c521ce965909e2ebea905de
せっかくなので、新沢千塚古墳群(にいざわせんづか-)の風景に紛れてみる。
歴史博物館でかるく学びを得てから、夕闇迫る古墳群を歩いた。
「千の塚」と称されるだけあり、現存しているのだけでも600基程度はあるのだそうだ。
実際に行った人は???となると思う。その一帯、丘に墓だらけでポコポコモコモコのふしぎな風景である。なんというか、超巨大なラズベリーの実の上を歩いている様な気分である。
そしておそらくそれら円墳・方墳のほぼ全部、この1500年程の間に盗掘されている。ドロボウたちが破壊した残骸でもある。
大発見のあった126号墳を見ておいた。高位の墓ではないから、石棺が使われていない*2という。むしろそのおかげで保存状態が良かったケースもあるのだそうだ。
ご参考:https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_bunkazai/bunkazai/spot/niizawasenzuka.html