駄目社員はむの日記

USO800 certified.

YAMANOBE TREK (1)

今日は山の辺の道を歩く。

幣日記の読者各位におかれましてはご記憶かどうか、僕は2018年の秋にも山の辺の道ウォークに行っている。
実に1年半ぶりである。ほぼ同じコースを歩こうと思う。前回は晩秋の11月、そして今回は初夏の6月。

1100桜井駅に降り立つ。

前回は電車に乗ってる時点からジジババいっぱいでイモ洗い状態だった。今回もそれなりにご年配の方々がおられたが、激減と言っていいだろう。

駅前商店街から少し歩き、大和川を渡って以降は、神道ワールドに突入だ。

1130過ぎ大神神社(おおみわじんじゃ)突破。

最初の見所、大神神社だ。もちろん三輪山御神体。周囲に摂社がいくつもある。


コロナ云々が落ち付いてか、結構な人出。
前回との違いは、やはり外国人観光客が皆無なことか。


そういえば、三輪山の近所には寺も結構ある。
一種の神仏習合なのか、あやかってるだけなのか。

狭井神社(さいじんじゃ)へ。

というわけで、その摂社の一つだ。

このスポットの重要さは、なんといっても三輪山入山のゲートウェイであること。
ご参考:三輪山登拝について | 大神神社(おおみわじんじゃ)

ええと・・・ん?

ノォオーーーー!無念の三輪山登拝NG。「明日から」とはまた、間が悪い。というか登山中マスクですか?
本日最大の目標を喪失・・・でもこれから古墳なのだ。気持ち切り替えていこう。


12時過ぎ、桧原神社通過。大神神社関連はこれくらいで。

いよいよ古墳群を味わうパート。

「箸中」地域に入る。つまりは箸墓古墳のある地域ってことだ。
特に今回は、前回十分愉しめなかった「登れるガチ古墳」*1を楽しもうというのだ、アムロ


名を、珠城山古墳群という。

あまり人の手で魔改造もされず残っていて、かつ登ってOKな古墳は少ない。
比較的新しく(6cぐらい?)そんなに重要じゃないからなんだろうけど、ここは御親切に階段が設けられ、墳頂まで登れてしまう。

明らかな人工物。あんたらなんでこないな公共事業やったんや・・・
ご参考:珠城山古墳群(たまきやまこふんぐん)/桜井市ホームページ

定番を見て回る。

  • 今回、箸墓古墳は遠いのでやめた。あれはでかくてインパクトあるんだけど、古墳に近づいても巨大な山でしかなく、何も見ることはできないのだ。
  • ド定番、渋谷向山古墳(景行天皇陵)を見て回る。スケールがけた違い。




天皇陵だけあり、扱いは違う。ええと、12代でタケルっちの父ちゃんでしたっけ?まあ実在云々はさておき。

  • 続いて行燈山古墳(崇神天皇陵)。10代ですよね(前回覚えた)。こちらも実在云々はかなり怪しいレジェンダリーなお方ですが、墓は超立派です。



お堀付きの巨大なお墓を周囲をグルり歩き体験。

14時、最後に西殿塚古墳(衾田陵)。


柿の木と畑に囲まれた異様な人のつくりしもの。

パノラマで映すとこんな感じだ。

天皇陵レベルでゴージャスな作りなのに、あまり歴史的に重要そうに思えない人のものだという。
うー、その辺よく線引きが分かりませんな。


この辺りで水が尽きかけた。もう15分歩いて水場ようやく発見。
時折、盆地を渡る風が強く吹き付ける。

15時石上神宮(いそのかみじんぐう)着。

最終到着地は再び神社。

その辺で鶏が遊んでるふしぎな神社だ。

ただいま社殿改築中。

かわりにきれいなおねいさんがお出迎え。お持ち帰りしていいですか?

桜井市から天理市までてくてく歩く山の辺の道ウォークもこれまで。

とーってもレリジャスな街の風景を抜け、天理駅へと向かう。
宗教都市はどこも興味深いものだが、ここもふしぎな風景がいろいろ気になる。

反省点。

  • 今回はリュックの中はガチ装備ではないが、靴は前回ライトなアウトドア風シューズで来てしまい、かなり足をやられたので、アルパインクルーザーと分厚い靴下をキッチリ投入した。
    • 山の辺の道はウォーキングコースの域を出ず、アップダウンは大したことないが、アスファルトからぬかるむ山道までそれなりに歩きこなすには、それなりの装備があった方がいい。
  • 天気良くて気持ちいいが、藪に入ることもあるので、虫除けはかけてくるべきだった
  • グラサンと帽子は欲しかった。目を軽く焼かれた。

*1:前回も小さいのは登ったけど