実戦テストだ。
鉄塔中腹(5mh)から張った、風雨の夜も使える3.5MHz用スローパーアンテナ。
日曜の晩は幸い天候にも恵まれたので、タワーを上げっぱなしにして、
- 「メインアンテナ」20mHスローパーアンテナ
- 「雨の日スペシャル」低地上高スローパーアンテナ
を比較することができた。
意外な結果だった。
左側がメインアンテナ、右側が雨の日スペシャル。
可能な限り左右の受信機のセッティングを同じにして比較障害を最小化。
国内SSB。
メイン59+5dBが、雨の日スペシャルで58ぐらい。
たぶん交信する分には遜色ない。
DXのCW。
折しもCQ MMコンテストCWで北米西海岸あたりの局が入感してたので比較。
サンプル1。S9とS7。
サンプル2。S5.5とS4.5。
なお、展開方向 or 偏波面がちがうせいかどうか、VK方面の信号ではQSB周期がアンテナ間で違ったりもする。
ノイズレベルは、地面に近い雨の日スペシャルのほうが高いだろうと考えてたが、あまり変わらなかった。
つまりは、S1-2ぐらいの実力差だ。
インチョキアンテナにしては雨の日スペシャル、がんばっている。ぶっちゃけ上出来だ。
それどころか、真面目に作ったメインアンテナの立ち位置が脅かされているともいえる(汗
送信のパフォーマンスも同じぐらいだと仮定すると、国内のS2の差はどうということはないが、DXでSが2つ落ちるのは、苦しいときがあるだろう。
でもまあこの「雨の日スペシャル」、国内はもちろんライトなDXまで、十分QSOに供するアンテナと考えていいと思われる。
引き続き検討。