駄目社員はむの日記

USO800 certified.

雨の日スペシャルアンテナを作る (2)

同調したワイヤーの1本もあればいい。

そして先週末実行に移した。
160mと80mのどっちに行こうかなと思ったが、敷地の関係で、国内用に3.5MHzに同調した低地上高ハーフスローパーアンテナで行くことにした。
高さは5m程度。長さは1/4波長だから21m程度だ。
スローパーはダイポールに比べてイイカゲンで困ったちゃんなアンテナである。引き回し方でインピーダンスもディップ点もコロコロ変わる。

経験上、スローパーをうまく動作させるコツは、以下4点に尽きる。

  1. 同軸ケーブルは、網線のしっかり詰まったフジクラ製5D2Vか8D2Vを使う。好ましくは2Vより2W。
  2. 動作する環境で可能な限り、接地を強化する*1
  3. 給電点にTDKのクランプフィルタ(パッチンコア)を入れる、ないしは43材のフェライトトロイダルコアに巻き付ける。*2
  4. 「エレメントをもっとも長くしてSWRが落ちる」引き回し方を選択する*3

作ってみた。


5D2VとIV線を波型ガイシにマウント(直つなぎ)した。クランプコアは、TDK ZCAT2032-0930を10数個給電点にかまし、引っ張り角度と長さを調整。




妙に鮮やかにSWRが落ちた。

早速先週末QSOに使ってみた。

クランクダウン状態のまま、100Wで十分SSB/CWとも実用的だった。
地上高低いから、ちょっとノイズが多いかな?
#追加実験が必要そうだ。

おまけ


これがいい曲なんだよまた・・・コナミレーベルだから音質悪いけどな。

*1:太く・短く、なるべく面でGNDに落とす

*2:前者の場合、アンテナ調整の前に挿入個数を増やして行くと、ディップ点が変わっていく(=同軸とアンテナが徐々に高周波的に切り離される)ので、ディップ点が安定する個数+αまで入れる。

*3:1/4波長のはずが、やけにエレメントをカットしたところでSWRが下がる場合、動作がめちゃくちゃになっていて、聞こえても飛ばない残念アンテナに終わる