駄目社員はむの日記

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中島公園さんぽ。

中島公園へと歩みを進める。
定宿は北大付近なのでどうしても北大キャンパス側に足が向くのだが、今回はススキノ。
せっかくなのでススキノの更に南側に位置する中島公園を散策しようではないか。




「都会のオアシス」という陳腐なフレーズがあり、札幌においてはおそらく「大通公園」に対して主に用いられている印象であるが、真のオアシスはこの「中島公園」だと思うのだ。



高々150年の歴史しかない札幌だが、その文化的中心は「道立近代美術館」「札幌芸術の森」そしてここ「中島公園」の3ヶ所と思って間違いない。NYCのセントラルパークや東京の上野公園にははるか及ばない規模であるが、この公園は都市におけるグリーンベルトであり、かつ文化の舞台でもある。

まずは我が思い出の地、中島児童会館。


すすきの側の入口から中島公園に入ると、最初に見えるのはプレイグラウンドと児童会館。次いでそのすぐ左に、市営の「こども人形劇場」(市営ですぜ!)。


なおその児童会館にはかつてJA8YAX、中島児童会館アマチュア無線クラブが存在し、多くのそこからハムが育った。かくいう僕もその末裔である。
児童会館は今も昔のまま、ファサードは緑色のタイルで彩られていた。一部朽ちてたのだろうか、歯抜けのように黒いタイルであちこち補修されていた。昔YAXの設備としてルーフタワーと3エレトライバンダーが建っていた屋上には現在、太陽電池パネルが設置されていた。
ご参考:やまびこ座・こぐま座 総合トップ

二百万都市の中心には、なぜか天文台がある。

札幌市天文台。現在は札幌市青少年科学館の管轄にある。

市内中心部にほど近い(空がめちゃ明るそうな)公園内に屈折望遠鏡が設置されており、夜は公開イベントがしばしば行われている。
ご参考:札幌市天文台 | 札幌市青少年科学館

昔から公園に建ってる迎賓館・豊平館


北海道開拓使が建てた西洋式滞在施設だ。ザッツ洋館。重文。建物は歴史的価値があると思われる。
この手の建築物を見慣れた者からすると、建築物の意匠としてはそんなにワクワクでもないはず。ただしマリンブルーのカラーリングの魅力はなかなか。昼は日差しに映え、夜ライトアップされてもまた美しい。
ご参考:豊平館 | 国指定重要文化財

この町の文化の中心、それはキタラ

クラシックにおいて日本屈指の音響を誇るという札幌コンサートホール・キタラはこの公園内に位置する。
著名アーティスト・楽団のジャパンツアーが行われると、かなりの確率でキタラでも公演が行われる。

ご参考:札幌コンサートホール Kitara