最近検証中の通り、VPDL(Vertically Polarized Delta Loop Antenna)は、”ほぼ垂直偏波・まずまず低打ち上げ角”で放射される素敵アンテナである。
しかし先日7MHzの某ZL局とのQSOで
「あんた垂直偏波デルタループつかってるんだね?おいらはJAで発明された垂直ヘンテナだぜ!ローバンドDXでなかなかやってくれる奴だ!」
と言ってきた。まじかよ。しかしその局、めっぽう強い。
同氏によると、80mもメインアンテナは垂直ヘンテナだという。うげ。80mの1/2波長x1/6波長のループか・・・壮観だろう。
ちょうど、MMANA-GALに40m垂直ヘンテナのMAAファイル*1があった。
シミュレーション結果は、なかなか興味深いものだった。
ゲインは1波長ループと大して変わらぬ3.2dBi(1dBd)。
但し、適度な8の字と低い打ち上げ角。なるほどー。VPDLとの差が出たりするもんかなー。
めもめも:Квадрат на 40 метров
おまけ:垂直ヘンテナ・クワギ。
VPDL同様、横着で指向性を出せないかというわけで、クワギを妄想してみた。
座標・エレメント長全部振り放題で振ってみた所、後方11m弱(!)に1/2波長余の反射エレメントを加えることで、5dBi単一指向性になった。
ゲインはさほど稼げてない(ゲインはVPDLと同等)けれど、垂直偏波・低打ち上げ角に変わりなし。ヘタな2el八木よりずっといいかも。
*1:jj2ixf.maa