風が吹くと桶屋が儲かる。地デジになるとアンテナが滅びる？

「ZLスペシャル」と言うアンテナは、少なくともこの40年来、アンテナを自作するアマチュア無線家の間では定番中の定番のアンテナだった。それが滅び行く存在なのかもしれない。
というのもこのアンテナ、安価且つ入手性のよい材料のお陰で普及していたからだ。*1

ZLスペシャルと言えば、平行フィーダーなのである。

インピーダンス300Ωの平行フィーダー(別名リボンフィーダーとも呼ばれる)*2は、元々一般家庭のテレビ用アンテナのケーブルとして生産されてきた。
構造が単純で安く、入手性もとても良かったこともあり、ZLスペシャルを作るには定番の電線であり続けた。

が、地デジ化によって平行フィーダーは使われなくなり

当然生産もされなくなる。
既にどこのメーカーもディスコンしてるので、店頭在庫で終わりなのだろう。
今後はZLスペシャルを気楽に作れなくなっていくのかもしれないなぁ。
＃18MHz〜430MHzまで僕は色々作りました。

*1:あと、J型アンテナも平行フィーダーで作るのが定番でしたね。

*2:or UHF用の200Ω、別名めがねフィーダーでも出来ますが。