駄目社員はむの日記

USO800 certified.

バブル世代と貧乏くじ世代。

大体今居る部署の方々は、働き盛りの40歳前後の方が忙しくしている。

つまりは、バブル世代。

バブル期を会社員として謳歌した訳じゃないが、就職するときは引く手数多で、当然どこの(会社)組織でも年齢構成としても膨れ上がっている。つまりは、常に組織でマジョリティを形成できる、僕らからすると少々羨ましく思えてくる世代だ。
団塊の世代が会社から去り行く今、力を持つのはバブル世代となるのだろう。ただし、競争が激しい世代であることは間違いなく、ポストがないので下に甘んじる人がこの先10年、50歳になったときにどういう動きに出るのか、というのは興味深いテーマだ。
なにしろ不景気が10年続いたら、そのとき組織の重役を占めるのも彼らなら、リストラ対象になるのもまた彼らなのだから。

一方で僕らの世代は、たいていの会社で年齢構成上物凄く少ない。

いわゆる貧乏くじ世代、あるいはロストジェネレーション(ロスジェネ)。
組織の中では見事にマイノリティであり、直上の世代が多い*1だけに、平均的には出世がますます困難になっていくことだろう。常にバブル世代の更に下をいくことになる。
また僕ら世代は、不遇な世代を反映してか、ヒキコモリ・ニート・非正規雇用精神疾患などの温床である。先のアキバ殺傷事件の例を挙げるまでもなく、犯罪者として有名になる連中も多い。


但し、組織内に同世代が少ないということは、逆にメリットをもたらすこともあるかもしれない。
なにしろ、僕らぐらいの世代限定で人を探そうとするとそもそも絶対数が少ないだけに、目立ちやすいし抜擢されやすい。と考えると、どうにか組織に入れてかつ能力ある人にとっては、チャンスに恵まれる可能性が相対的に増えておいしいかも、というのはあるかもしれない。*2
結果的に僕ら貧乏くじ世代は、”不景気の直撃を受けた時期に、(会社などの)組織にどうにか滑り込めたか・そうでないか”によって、人生がかなりコントロールされているところではありますですよ。

*1:この5年ぐらいの回復のお陰で、僕ら世代の下も多い。

*2:まあ、優秀な方々はそうだろうけど、駄目社員の僕には関係ない話である。まあそれはそれ、これはこれ。