- 「エル・カザド」においては、エリスとナディ、リカルドとリリオ、ローゼンバーグとL・Aはそれぞれ対になっており、それぞれ”モノローグしないしばり*1”にあっている。これのに対して、狂言回し兼傍観者(ナレーション)を務めるブルーアイズだけはスタンスを異にしている*2
- 「無責任艦長タイラー」の時は、「ひとり対その他全員」と言う構図であり、全員が傍観者(=狂言回し)としてタイラーを向いていたので、”孤独”なタイラーはモノローグでなど語らず、ユリコ・ヤマモト・ハルミ・アザリン・ドムなど、周囲が主人公の有り様をどう感じとっているかを演出するという形をとった*3。
- 「NOIR」の場合、究極的には霧香とミレイユだけである。何人たりとも入り込めない「一対一」の愛憎の世界なので、ミレイユが霧香に対して思いを向ける形で描いていった。だからミレイユは主役であり狂言回しであったかな。