駄目社員はむの日記

USO800 certified.

どうも僕は、OPアンプの新しいものが並ぶと

つい買って試したくなるようだ。こういうのも新し物好きと言うのだろうか。
さて今夜は、LM7171。どうも秋月では200円ぐらいで売ってるらしいのだが。N2L-RFTのバッファOPアンプを取り替えて聴いてみた。

  • 定番・BB OPA627AP。残響とコンプレッションがかかり、音楽全体に芯と色気を与える。これは他のOPアンプに無い魅力。代わりに高域が今一つになっちゃうためか、ヴォーカルが曇る時がある。あと、各パートが広がる傾向にあり、定位感は甘くなる印象。
  • これまた定番・AD AD797ANは、残響感も色気も無い。慎重で生真面目。色付けの少なさと見事な分解能、高域のクリアネスが魅力なのとトレードオフで、低域が少ないため627に比べると幾分痩せ気味の音に聴こえる。が、実際は627が過剰な色付けを出してしまっているのかもしれない。
  • で、新顔・LM7171。こいつだけは当然ながらエージングゼロの状態。分解能も色気も定番・高級OPアンプには敵わないが、中低域の懐が深く、芯がある割に高域も予想外に抜ける。色付けなしで繊細な高域もなかなか魅力的。新日本無線系の、低域に寄り過ぎでモヤモヤな音とは一線を画する。

安いクセになかなか侮れない音を出すではないか。