駄目社員はむの日記

USO800 certified.

デジットのSA2011部品セットで、ALC入りマイクアンプ(マイクコンプレッサー)を作る。

SA2011というマイクアンプIC。


デジット店頭で売ってるSA2011というALC内蔵マイクアンプのパーツセットを買ってきた。
東芝が昔だしていたTA2011Sの互換石らしい。昔100円もしない石だったと覚えているが、互換品はそれなりに値段がする。
ご参考:マイクアンプIC / SA2011マイクアンプIC「SA2011」パーツセット / SA2011_DGS


石が410円、パーツセットが510円なら、セットを買うしかない。
ユニバ基板がないだけで、基板上のパーツは過分に入っているお得なセットだ。入力にはBPのmuseコンデンサが使用されており、ちびっと音質に配慮されている。
ALCオフ時、電圧利得47dB。動作電圧は4-14Vと広い。簡単にオートゲインコントロールができる石として重宝されている模様。

別にオーディオ的に使う気はない。

まあ、無線用マイクアンプ(マイクコンプレッサー)にでも使おうかと。
TA2011S マイクコンプレッサーの製作例
FT-817用 スピーカーマイク接続ボックス
29.TA2011Sによるリミッター機能をもったマイクアンプの制作  15'12
KP6トランシーバの改善点、追加データ、Hint、アクセサリーetc.
ポータブルミキサーの製作



ちゃちゃっと組んだらすぐ動作。
入力にECM、出力にヘッドフォンを挿すと、それなりにAGCがかかっている模様。AGCの時定数に専用のVRまでは要らないけど、調整した方がいいかも。

そしてFT-891Mにつなぐ。

まずケースに入れる。タカチのSW-55(黒, W40xH20xD55)を使用。

PTTとマイクとSA2011基板

  • マイクは、某所でゴミになったPC用ヘッドセットを再利用。マイクはECM直付けである。ある意味今回のマイクプリアンプにちょうどいい。
  • PTTは小型トグルスイッチ。
  • 無線機側は、LANケーブルをぶった切って、モジュラーのマイクケーブルとする。FT-817/891どちらもおんなじ。
  • LANケーブルの配列にもよるが、今回使ったLANケーブルはBタイプだったので、以下のようになる。
被覆の色 Pin 信号
緑-白 3 +5V
4 MIC GND
青-白 5 MIC
6 PTT
茶-白 7 GND

  • もちろんpin 3の+5Vを利用してSA2011マイクアンプを駆動する。
  • マイクと電源にはフェライトビーズを通す。気休めっすな。

特に問題なく動作。

FT-891Mにつなぎ、モニターしながらハローワンツーテストしてみる。
マイクアンプとしてのゲインが高すぎかもしれないが、平均的な変調は深めになったと思う。