古墳群、特に天皇陵と歩いて触れ合う。
まず、巨大な崇神天皇陵だ。
第10代。もう覚えたぜ。
崇神天皇陵は、お濠周辺一周ぷちトレイルができる。
そのやけに巨大な一周の途中で、伊射奈岐神社に寄り道ができるのでオススメだ。いかにもな名前だが、まんま「いざなぎ-」である。
そしてこの神社は、「大和天神山古墳」に建てられたものだ。従って本殿の裏は古墳が盛り上がっている。罰当たりだから古墳トレイルはやめておく。
陵に戻り、礼。
今日はファンタジックな絵が撮れる日だ。お濠と雲。
続いて、景行天皇陵。
みささぎではないが、あたりに古墳は夥しい数ある。
纏向(まきむく)という地域に差し掛かる。
纒向珠城宮(まきむくたまきのみや)の伝承地とされる地域だ。垂仁天皇(第11代)の宮らしい。
珠城山古墳という、「登ってセーフな古墳」の墳頂でしばし休む。
さらに纏向には、纒向日代宮(まきむくひしろのみや)の伝承地も残っている。こちらは景行天皇(第12代)の宮だという。
そすっと、10-12代はこの近所でぷち転居をくりかえしてたのだろう。大学周辺でより安い住居を求めてハンドキャリー引越を繰り返す貧乏学生じゃねえんだぞ?
この辺りの天皇は実在がはっきりしないのに、伝承は、しこたまあるのだ。
古代ロマン属性なき僕は頭の上に「?」マークがいっぱい浮いている。
(つづく)