駄目社員はむの日記

USO800 certified.

御所マイレージ増加中 (葛城古道逆ルートからの、巨勢の道) (2)

第1チェックポイント「九品寺」(くほんじ)。


六地蔵を歩き始めほどなくして、九品寺に着く。




そういえばここ、前回は桜の時期に来たため、参拝客だらけというか自称カメラマンだらけでいささか興が削がれるものがあった。
秋の九品寺はというと、でっかい秋です(アリス)静かで素敵だった。とはいえ来週末辺りは、自称なんちゃらがまた殺到していることだろう。



その後しばらく、舗道・農道を歩く。

第二代天皇の皇居・高丘宮跡(伝)。



綏靖天皇(すいぜい-)か。伝説な第二代、在位期間いったい何年間よ・・・とおもったら84歳で崩御したことになっているので、百歳越え連発の伝説連中の中ではわりとリアルな没年齢と言える。


なお僕に「すいぜい」が読めるのは、旧制中学出たご年配の方々に散々話を聞かされる幼少のレア体験があったからだ。
戦前、旧制中学入試の口頭試問にあっては、歴代天皇を諳んじられることは必須であったという。

2チェックポイント「葛城一言主神社」(-ひとことぬし-)。






この神社の見どころは何と言っても「乳イチョウ」。生命の神秘を感じさせるほど普通のイチョウの木からかけ離れた、太く異形をなしたイチョウの木だ。

当然この時期はきれいに色づく。実はこれを見に来た。
御参考:葛城一言主神社 | 奈良県御所市いちごんさん

ホームページにオリジナルムービーとVR雄略天皇像を追加しました。

VR雄略天皇像なる極私的パワーワード、いただきました。

しばらく歩く。

山裾に沿って歩くと、常に視界の右側に葛城の山々が映る。
住宅街と農道を行ったり来たり。あたりにはは住吉・春日などの末社がちょいちょいある。



「あぶない!」。危機感がフォントに漲る看板。名柄小PTAさん、今回もやっぱり気になるぜ?
斜体のエクスクラメーションマークが、昭和感を漂わせる。



葛城酒造なども街道に面している。酒飲みならざる僕でさえ聞き覚えがあるんだから、きっと名高い。

仏頭山 極楽寺



いいお寺。スペシャルじゃないんだが、静けさがいい。落ち着く空間。

参道は山道(オヤジギャグじゃない)

極楽寺から山道に入る。



橋本院の参道は、山道を登り続け、細いコンクリの架橋を渡る。なかなかのハードモードだ。
(つづく)