はじめに。
まずこれを某ショップで見かけたときに「しめた」と思った。
何しろ、業務無線で名高い、日本無線(JRC)謹製の外付オートアンテナチューナーだ。船舶などでのムチャな使用が想定された、ヘビーデューティこの上ない代物であろう。そして我が愛機JST-135の標準オプションでもある。
しかしショップにあるその現物には、情報がほとんど付随しないことに気づいた。中古に良くあることだが、取説が付属していない。あと制御用のケーブルもない。
思わず「買った!」と手を上げた・・・はいいものの、使いこなせるか謎だった。
先週末、現物とご対面。
耐入力200W以下とは思えない中身。アマチュア的には、もう倍ぐらい行けそうだぜ。
使ってる部品、豪勢すぎやしませんか?
下調べ(1) ネット情報
JRC NFG-230に関する記述は、ネットにほとんどなかった。
数少ない情報が以下である。
- 1988年発売。HF機JST-135とともに市場投入されたものと思われる。ご参考:JRC日本無線 ニュース 2012.04.09 アマチュア無線機器の修理対応終了について
- 耐入力200W PEP、バンドはHF 1.8~29MHz帯をフルカバー。ご参考:Japan Radio Company NFG-230 Tuner. JRC nfg230 NAW110, NAW120, NAW-130
- 雑誌広告の画像が上がっている。これによるとNFG-230の日本での定価は85000円だった模様。お高いが、業務機屋さんであるJRCの価格としては比較的良心的。ご参考:JST-135とは - JST135
かろうじて以下サイト(スペイン語)に英語取説も置いてあった。
Acoplador JRC NFG230
これでだいぶ状況がクリアになった。ありがてえ。
ええと、スペイン語は皆さん読めますよね?(ぉ