駄目社員はむの日記

USO800 certified.

次のアンテナネタの前に。

2-3エレ八木の利得は、ダイポール比わずか2-6dB程度。
ほぼないに等しいはずなのに、数千km先とのDX QSOにおいてはダイポールと歴然とした差がついてしまうことが多い。
DX QSOにおいて少素子の八木が提供するのメリットは、利得(フロントゲイン)ではない。打ち上げ角の低下と、指向性がもたらす選択性だ。

  • 前者の理由で、特にローバンドではバーチカルやループのようなほぼ利得ゼロのアンテナがDXに結構有効だ。実際僕はVPDLを実験してみてまずまず好結果を得た。
  • 後者については、無指向性よりも8の字、更には単一指向性がいい。目的信号の増幅よりも、不要信号の減衰に意味がある。F/B比、F/S比は高いに越したことはない。バーチカルアレーやビバレージが使われる理由がそこにある。
  • 八木は、前者+後者を”それなりに”兼ね備える。だから結構飛ぶ。3エレの先は、5エレ、7エレと2本骨を増やす毎に世界が変わる、らしい。利得も打ち上げ角も指向性の細さも、どんどん別物になる・・・そうだよ。

というわけで、次はそんな感じのアンテナを作ろうとしています(何

余談。

日本の大地抵抗率分布 - 雷対策、雷防護製品、雷情報は雷総合企業のサンコーシヤ
南房総は大地導電率結構よさげ。接地アンテナで遊んでみるかな。
#接地抵抗計って自作できるのかな。