駄目社員はむの日記

USO800 certified.

国内QSOに使ってみた。なるほどこれは確かに面白いアンテナかも。

聞いたり、CQ出したり、呼んだり。

  • 1エリア内には、八木と遜色なく届く。結構強力。
  • 7エリアの近場、9, 0エリアも同程度か、ともするとNVISヘンテナが幾分いいときも。
  • 7エリアの奥・3, 4エリアからの信号は、明らかに弱い。
  • 地上に近いせいか、ノイズはそれなりに拾っている。ループアンテナだからといって、必ずしも高S/Nとはいかないかも。

条件次第では、25mHに上げた八木とタメを張ってやがる。

ファーストインプレッション

初期実験の感触からして、鴨川から半径300km以内ぐらいはよくカバー出来ている、ということになる。
#地上高高めの八木と同等の性能かも、と言うのは、相当プロミシング。
そういう意味では、概ね”直上に電波を打ち出す=NVIS(Near Vertical Incidence Skywave)”コンセプト通りの動作をしているのかもしれない。
NVISヘンテナ、ひとまず国内の近場用にはそこそこに使えそうだ。
#わずか4-5mHなのにな。


少なくともこのシャックにおいては、サブアンテナとして張っておけば、夜間や雷雨等のためにタワーがクランクダウン状態であっても、そこそこに7MHzで国内運用できる。それもなかなか強力な信号を送り込めるかも。
これは間違いなくNVISヘンテナが提供するメリット。

今後の課題

  • NVIS動作だとしたら、実用的なカバーエリア*1がどの程度か?近場スキップする夜間の実用性は?
  • DXの信号はどう聞こえるのだろう。非DXアンテナとばかりに弱いのだろうか?
  • あるいは、種々のノイズはキャンセルされてSNRがよくなったりしないだろうか?

まだまだ疑問山積。引き続き検証を継続したい。*2


一応NVISを解説した文章にはたいてい"650km以内に飛ばす云々"というような記述があるけど、NVISヘンテナの場合、カバー範囲はもっと狭かったりするのかもしれない。

鴨川から半径650kmって、仮にもほぼ本州一円なのである。

*1:小電力で飛んでこそ、実用性高いアンテナといえる。国内ぐらいであれば、200Wも入れればへなちょこアンテナでもどうとでも飛んじゃうだろうけど、それでは芸がない。ボチボチのコンディションの日にも、5-50W程度でまずまず飛んでくれる範囲を、プラクティカルなカバーエリアとみなしたい所。

*2:ただまぁ、DXへの送信または受信でのメリットが皆無であれば、多分撤収は早いだろう。