Vilniusには2ヶ所、ユダヤ人の苦難の歴史に関するミュージアムがある。ちょっと回ってみよう。
まずはTolerence Centre。
元ユダヤ人の文化センターだったところを改装したミュージアム。
ソ連侵攻→ナチスドイツ占領→またソ連勢力下の間に、リトアニアのユダヤ人に何が起こったのかを中心に、14世紀ぐらいから現代までの苦難の歴史が語られている。1942年までに、ナチスによってリトアニアのユダヤ人の80%が殺されたそうだ。ゲットーやレジスタンスの話も興味深い。
特に、強制収容所から生還した子供たちの回想録の特別展示がハードだ。
受付のおばちゃん方がヒマなのかあれこれ話しかけてくるので、「杉原千畝がユダヤ人にトランジットビザを発給した話って、僕も日本人として知ってるけど、リトアニアでは有名?」と訊いたら、「常識よ。Humanityの人だわ。子供も歴史の授業で習うのよ」とのこと。そして、「その辺知りたければ、もうひとつのミュージアムに行きなさい」と言われた。行ってみよう。
#リトアニアで最も有名な日本人なのかもしれない。