駄目社員はむの日記

USO800 certified.

「不謹慎」を発しちゃうのは、無礼なマイノリティを認められない心の狭さ?

今回の震災のようなときだと、ブラックジョーク(あるいはbad joke)を言うことに対して、「今は有事なんだから貴様の発言は不謹慎だ!」などと言いたくなる人はそれなりにいるのだろう。

悪いジョークを言うような”無礼な個性”を、非日常でも認められるかどうか

多少礼を失したキツ目の物言いを目(耳)にしたとき、日常でなら我慢できていても、こういう時には沸点が低くなり、ついカッとなって表面に出てきてしまう。

「群れて同じ感覚を共有しなければ、そうじゃない奴はオカシイ
→がんばるときは皆で猪突猛進、泣くときは皆で泣こう」

ってのは、日本人多かれ少なかれが持ち合わせている(良い)メンタリティなのだろうけど、有事になるとマイノリティを認めない (or スルーできない)ってのは、要は、『多様性を心の底から認めていない』証拠である。
だから、そういう場面ですぐ「不謹慎」って言葉が浮かんじゃう人は、己が心の狭さも実感しておいた方がよいと思う。
#僕もつい浮かびます。


余談だが、なんとなく、30代より若い人はあんまり「不謹慎!」って言わない気がするんだなこれが。
氷河期世代あたりから、群れ意識が子供の頃から希薄になってきてるせいか、「人それぞれ」とスルーできるのかもしれないけれど。