「島森路子インタビュー集① ことばを尋ねて」

久しぶりに読書して寝た。
モノはこちら：「島森路子インタビュー集 1 ことばを尋ねて」(天野祐吉作業室)
先日日本に帰った際に、札幌の実家に送り届けてもらっておいたものをようやく白耳義に持ち帰った。


僕自身、「広告批評」誌にて島森路子編集長によるインタビュー記事は相当読んだと思う。

島森氏のインタビュー記事は、途中のページから見てもすぐ氏のものと分かった。

自己の存在を消しきらない程度に薄めて相手の気取らない言葉を快く引き出し、それが平易にしてユニークな文章になっていた。
短い質問から感じられる、相手へのリスペクトと礼。愛情に近い相手への興味を向けつつも、意見は決して押し付けない、なんとも絶妙の距離感。
それらがまとまったこの本を改めて読んでいると、インタビュアーなる仕事の本質に改めて触れることになる。
＃ご頒布頂いた天野祐吉作業室の皆様に感謝。