ICOM初の、10W機で定価10万を切るHF機IC-721と、それに6mを内蔵した726。
- 受信性能は賛否あり、感度は抜群でBCLにもなかなかの性能。しかし混変調特性は致命的。普及機の割にBPFの分割数が割と多い割に効きが甘く、7MHzを聴くとガサガサ、ハイバンドでもコンテストになればガサガサと、大型アンテナを繋いで実戦的に使う気にはとてもなれない。カサカサ気味の受信音も非常に疲れる。
- CWはセミブレークインのみで、ブレークインのON/OFFがリアパネルにあるので使いずらい。
- イージーオペレーション機だけあり、ハムバンド以外では送信不可になったり、SSBでもPWRツマミで出力を低減できたりした。実はDDS内蔵で、バンドスタッキングレジスター付。
使いやすいのは間違いないけど、余りに使い方が簡単で弄る余地が無い&受信能力のハンパさは如何ともしがたいので、僕には今更使うモチベーションが沸かないリグではあります。何としてでも簡単操作なリグが欲しい人ぐらいにしか価値は無いだろう。
#一応免許証票が張られたIC-721S、うちにありますが(汗 *1