ロードムービーとしての一話完結での面白さと、

2クール全体を通してのストーリー展開とのバランスも絶妙だった。
ロードムービーなので各話が面白い一方、回を追うごとに内容が深まってきて各登場人物が成長し、それぞれが決断を下すようになって行く、というストーリーの組まれ方は鮮やかでした*1。


前半と後半の対比もちゃんと複数箇所で見せ所があって*2、成長モノとして巧すぎですよ。
ラストでなんでもかんでも設定と結果を説明しきらず*3、想像に任せるエンディングも好感。
＃最終回をフルに後日談としたのには驚いたけど。

*1:3人の脚本家の見事なチームプレーだったのでしょう。三部作の各作品には、シリーズ構成さんの色が色濃く反映されてました。

*2:たとえば「マフィアのボスを"娘"として看取るエリス」に対して「L・Aをエリスの代わりに看取るリリオ」とか

*3:リリオとは？ 何でリカルドと組んだの？ 幼エリスとナディとの関係は？ 魔女の力って？ などなど、裏設定はあったんだろうけど。