これまでDACを色々製作してみたが、それを同じ土俵で勝負させるのは難しかった。
折角HS DATという良い器があるのだから、これで勝負させてみよう。勿論、録音・再生によって1bit ADC/DACの色付けが更にされることになるだろうけど、HSモードにはレガートリンクコンバージョンが掛からないので、平等なはず。
- LINN IKEMI→DAC1704-4D→D-C88(アナログ, 96kHz)・・・分解能とクリアネス重視。IKEMI/96kHzアナログ録音より、音がほぐれて出てくる印象。ヴォーカルが鮮やかに立つ。
- LINN IKEMI→NOSDAC2→D-C88(アナログ, 96kHz)・・・多少雑だが、押し出し感強し。力で押してくる、芯のある中域。ヴォーカルが太くガッツあり。
- LINN IKEMI→TDA1541A-OP I/V 2パラ・デジフィル→D-C88(アナログ, 96kHz)・・・色気重視。分解能ナシ。全体に漂う艶っぽさが、ヴォーカルの魅力を過剰にする。